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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


70歳で結婚しても21年余「結婚生活」がある‼


トラベルミステリーで一世を風靡した作家の西村京太郎氏が91歳で逝去された。晩年までコンスタントに仕事をされていたので実に680冊もの本を出していたらしい。作家は必ずしも「多く書けば良い」というものでもないが、その仕事量には誰もが脱帽するだろう。しかも自筆原稿である。世の中は便利になったが、60代以降の作家には今でも自筆原稿の人達が多い。ところが自筆原稿というのは文字の癖があって、自在に読みこなせるようになるまで時間がかかる。出版社でも編集者たちの“若返り”が進むことで、どうしても“自筆原稿”は敬遠されがちとなる。そういう時代を生き抜いて、本の売れない時代に680冊を形に出来たのだから大したものである。ところで西村京太郎氏は、同じくミステリー作家だった山村美紗氏との“共同生活”が有名だった。山村氏には「夫」が居て、それとは別に西村氏との“共同生活”を望んだ。その結果、京都の有名旅館を買い取り、本館と別館の二軒を繋いで“行き来できるような形”に改造して、謂ってみれば“二世帯住宅”にして共同生活が行われた。奇妙なことに、そうなった途端に西村氏は一気に“人気作家”となったのだった。それから18年後、山村氏は急逝され、西村氏も“その館”を引き払って単身生活に戻った。その数年後、70歳になって秘書をしていた女性と結婚したのだ。つまり、48歳からの18年間は山村氏との“共同生活”で結婚を妨げられたが、その死後に解放されて、70歳になってから初めて「結婚」というものをした、ということになる。通常、70歳にもなると「結婚」という形はあきらめそうな気もするが、彼はそこから“新婚”を味わった。そうして、その後亡くなるまでの21年間余を、元々は秘書だった女性を妻として過ごした、ということになる。近年、男性で独身のまま“生涯を送る”人たちが多くなっている。けれども、現代は“長命の時代”で通常でも80年や90年は生きる。そう考えると、60代や70代になって“新婚”“初婚”を迎えたとしても、おかしなこととは言えない。その後に20年間や③0年間もの“余生”が待っているのだ。もちろん、体力的には劣っているし、男性機能も劣っているかもしれないが、結婚が出来ないということではない。現代は女性も働き続けているので、60代や70代でも、それなりの貯えを持っている場合もある。精神的な繋がりがあって、家庭的な“潤い”を求める二人が結ばれるなら、華やかではなくても、落ち着いたカップルとしての人生は歩めるのではないだろうか。
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