世の中には「いのち」を注ぎ込まれたものと、注ぎ込まれていないものとがある。「いのち」を注ぎ込まれたものは、例えば芸術作品でも、技術工芸品でも、衣料品でも、調理品でも、他のものと一緒に並べられていたとしても、そこだけ“異質な生命力”があり、感覚の鋭い人ならだれでも無意識に引き込まれる“吸引力”を持っている。そしていったん葬られても、何らかの事情から再び蘇えって来る“復活力”を備えているものだ。日本の科学技術や医療技術には、その人がいなければ作れないとか達成できない“職人技”を伴う分野の技術製品が多い。通常「いのち」というと芸術作品や芸能作品を連想しがちだが、あらゆる分野に「いのち」を伴う作品はあり、それぞれが涙ぐましい努力や研究や試行錯誤の末に誕生している。現代では既に“忘れ去られた技術”や“マネが出来ない技術”もあり、その作品だけが生命力を保って遺されている場合もある。「いのちを削って…」という表現があるが、われわれはどれだけ自らの「いのち」を削り、自らの「いのち」を注いで課せられた仕事に“生命を与えている”だろうか。
昨日の夕方、衝撃的なニュースが飛び込んできた。タレントの小島瑠璃子氏と“その夫”が救急搬送され、夫の方が死亡した……というニュースだ。まだ詳しくは解からないものの子供を連れた小島瑠 続きを読む
日本の「医薬品」や「化粧品」が“安くて上質”であることは、世界的に広く知られている。しかも“小ぶりなもの”が多い。ここが重要なのだ。だから狙われやすい。つまり外国から“万引き目的” 続きを読む
わたしは大昔、アダモの「雪が降る」という歌が好きだったが、確かその歌詞には続いて「……あなたは来ない」というのが続く。その「あなたは来ない」というのは、現実的には大雪で「来れない」 続きを読む
吉本興業が「日本のお笑い」を、海外の人たちにもっと浸透させようということで、AIの翻訳システムを使って「お笑い翻訳」に本格的に乗り出そうということらしい。今は英語を中心としているら 続きを読む
今年は「節分」が2月2日で、いつもより早い。どうしてなのかと言えば、われわれが用いている「太陽暦」上の都合からだ。そのせいか中華圏における「春節」の時期と重なった。こちらの方は「太 続きを読む
数日前に突然、世界を駆け巡ったニュースの一つが中国産のAIアプリ「ディープシーク」の登場だ。これまで世界を牽引してきたエヌビディアなどに対し、その30分の1のコストで「米欧の半導体 続きを読む
インド人の宗教観とその行動には“理解しにくい部分”が多い。29日、インド北部のプラヤグラージでは「クンブ・メラ」と呼ばれるヒンズー教の祭典が行われていた。この地域は聖なるガンジス川 続きを読む
経済アナリストとして多数のTVや雑誌などで活躍した森永卓郎氏が死去した。わたしは彼が昨年の秋以降、さまざまな媒体で「日経平均は来年中に3000円になる」と喧伝し始めてから不吉なもの 続きを読む
2022年が77万人、2023年が72万人、そして2024年が68万人……果たして“この数字的変化”が何なのか、あなたには判るだろうか。実質的には、これは大まかな数で、しかも昨年の 続きを読む
ときどき今回のトランプ大統領は「政治家」としての顔よりも「商人」としての顔の方が、表に出がちだなぁと、改めて感じる。それを強く感じさせる記者団への言葉が、第一に訪問するのが「サウジ 続きを読む