世の中には「いのち」を注ぎ込まれたものと、注ぎ込まれていないものとがある。「いのち」を注ぎ込まれたものは、例えば芸術作品でも、技術工芸品でも、衣料品でも、調理品でも、他のものと一緒に並べられていたとしても、そこだけ“異質な生命力”があり、感覚の鋭い人ならだれでも無意識に引き込まれる“吸引力”を持っている。そしていったん葬られても、何らかの事情から再び蘇えって来る“復活力”を備えているものだ。日本の科学技術や医療技術には、その人がいなければ作れないとか達成できない“職人技”を伴う分野の技術製品が多い。通常「いのち」というと芸術作品や芸能作品を連想しがちだが、あらゆる分野に「いのち」を伴う作品はあり、それぞれが涙ぐましい努力や研究や試行錯誤の末に誕生している。現代では既に“忘れ去られた技術”や“マネが出来ない技術”もあり、その作品だけが生命力を保って遺されている場合もある。「いのちを削って…」という表現があるが、われわれはどれだけ自らの「いのち」を削り、自らの「いのち」を注いで課せられた仕事に“生命を与えている”だろうか。
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歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む