「さんま」「有吉」「マツコ」と言えば、近年のTV界を牽引してきたタレントたちだ。その三人に、何となく“人気の陰り”が出始めている。この三人の中で唯一「東京五輪」のキャスターとしても顔を出しているのは明石家さんま氏である。そのさんま氏の評判がどうも、よろしくない。女性雑誌が行った東京五輪の“キャスター評価”では、上手なキャスターとしては安住紳一郎氏が第一位だったのだが、下手なキャスターとしては明石家さんま氏が第一位だったからだ。両者とも、他を引き離しての“第一位”で、上手な方の安住氏はTBSが誇る看板アナウンサーであるから当然としても、第二位にはタレント・歌手でもある櫻井翔氏が入っているので、必ずしも「タレントだから…」ということでもない。もちろん、五輪競技のキャスターということで、バラエティー番組とは視聴者層が若干異なるせいもあるかもしれない。ただ、その理由として掲げられているのは「なんでも“笑い”に持っていこうとする」「自分が“主役”でありすぎる」というもので、確かにスポーツ番組の主役はアスリートの方でなければならない。明石家さんま氏とマツコ・デラックス氏とは共演して“新たな番組”をスタートさせたが、この番組の方も低視聴率で評判は芳しくない。だいたいが二人とも「主役型」タイプで個性が強く、相手に同調していくタイプではない。この番組ではマツコ氏がさんま氏を“持ち上げよう”と必死なのだが、それがあまりにも見苦しく“楽しめない番組”となって居る。マツコ氏は有吉弘行氏ともコンビを組んで別番組を持っているが、こちらの方も最近は“昔の勢い”が失われている。両者ともに“保身”が進み「無難なコメント」に終始するようになっているからだ。有吉氏は長らく低迷していて、その憂さを晴らすように「毒舌キャラ」としてブレイクした。その後も“気の利いたセリフ”と“庶民派の暮らしぶり”が多くの人たちから支持された。けれどもタレントの夏目三久氏と結婚し、微妙に生活スタイルを変えてきている。“庶民派”だった彼は、ブランドショップに行って買い物をする姿がニュースになった。つまり、もう「庶民派の代弁者」とは言えなくなったのだ。実際にはかなり前からそうだったのだが、独身でいる間は“そういう形”で通すことが出来た。けれども、数年間もの間、視聴者たちに「夏目三久氏とは付き合っていない」と見せかけて、いきなり結婚を決行したのだから、もはや“庶民派の味方”は通用しにくい。マツコ氏はこれまで“女装者”として、多くの“パワハラ発言”が容認されてきたところがある。相手によって、態度を大きく変える欠点も見逃されてきた。それらが最近の「コンプライアンス重視」の番組制作で、自由にものを“言いにくい状況”が出てきた。要するに三人とも「平成」の時代は良かったが「令和」の時代は“排除されやすい”要素を持っている。“おもしろさ”を棄ててでも“コンプライアンス”に従うか、それとも時代に逆らってでも“個性”で勝負していくか、秋風の中で“曲がり角”に来ている。
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