世の中、何が“最終的な救い”になるのか、わからないこともある。国会で大揉めの末“カジノ法案”が通過した。それによって“依存症対策”がクローズアップされ、昨日初めて“ギャンブル依存症対策推進本部”なるものの第一回の会合が開かれたそうだ。そして、当然のことながら本格的な実態調査に乗り出すことが合意されたらしい。あれ? なんか、おかしい。確か、皆さん「依存症になる人が出て来るから反対!」とか言っていたような気がするけど、まだ“その実態”もつかめていなかった? そうすると、もし、この法案が通っていなかったら、“実態調査”も“対策”も何一つなされず、放っておかれたってこと…なのか。あれだけ、声高に反対していた人たちは、実は“その実態”など全く知らず、その“対策”にも興味などなく、実際には“依存症になりそうな人たち”のために反対していたわけではない…という解らないことになってしまう。つまり、本当は今現在の“パチンコ依存症”や“競馬依存症”等の人達に対しては、何ら興味のない“冷たい人たち”だったということになる。“カジノ法案”が通っていなければ、彼らは“放っておかれた”に違いないのだ。今現在“依存症の人達”は、そういう点からいえば、この法案を通してくれた与党の人達に感謝しなければいけない。国を挙げて“対策”を講じてくれるからである。実際、どの依存症でも、依存症の人達は“規制をかけてくれた”方がそれを止められる。自主規制が利かないから“依存症”という病なのだ。ただ問題は、どこからが“依存症”で、どこからが“ギリギリセーフ”か見極めが難しいことである。何しろ、ギャンブルは“負ける”だけでなく“勝つ”こともある。もしも、3回に1回くらいの割で勝っていれば、仮に毎日のように通ったとしても、それで生活に窮することはない。その人にとっては“ギャンブルなしの人生は考えられない”という状態でも、勝率が高ければ生活が崩壊してしまうことはない。その場合、“依存症”ではあるが“生活は成り立つ”という奇妙なことが起こり、趣味や職業として何ら支障なく人生が送れることになる。つまり、最初から「救い」など、必要としていない“依存症”の人達もいるのだ。
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