世の中にはいろいろと頑張る人が居て、その努力に頭の下がる思いをすることがある。昨日、さいたま地検熊谷支部でアイスキャンディー「ガリガリ君」の“当たり棒”を偽造し、景品をだまし取ろうとしたとして“詐欺未遂”の容疑で逮捕されていた男(43歳)が不起訴処分になった。私は、いろいろな意味で、この男に興味を持った。まず第一に、この寒い中で「ガリガリ君」を購入して食べたということ。そして多分、大変においしくて“もう一本”欲しくなったということ。そこで彼は大胆にも“当たり棒”を偽造したということ。つまり、彼は以前から「ガリガリ君」のファンに違いなく、“当たり棒”があれば「もう一本貰える」ことを知っていて、どうしても欲しくて偽造してしまったに違いないのだ。ただ私は思うのだ。あの“当たり棒”の偽造は、そんなに難しいだろうか。見本の“当たり棒”さえあれば、意外と簡単に作れそうな気がする。もしかすると、彼には見本とすべき“当たり棒”がなかったのではないか。遠い記憶をたどって製作しようとしたのではないのか。それは、どう考えても難しすぎる。見本があれば簡単に作れても、見本がなければ「簡単そうでも作れない」ものは多い。それでも、小学生の工作の時間を想い出して、必死に作ったに違いない。ただ多分だが、お粗末だったのだ。そうでなければ、忙しい店員の人が「偽造だ」とすぐに気付くことはあり得ない。よほど「ヘタクソ」だったのだ。43歳にもなって、もう少し上手に作らなきゃダメじゃないか。但し、この寒い日々の中で、それを食べたくて必死に作っていた姿勢は評価しなければならない。しかも、彼が作ろうと思ったのは、それだけ“当たる確率が高い”ことを知っていたからでもある。もし、稀にしか「当たり」の出ない商品なら、それを見たことがないから、誰も偽造しようなどとは思わない。観たことがあって、貰ったことがあって、もう一本食べたくて、どうしようもないから「当たり」を作ろうと思ったのだ。ただ、練習用の棒がないから、最初から“練習なし”で作ってしまった。もちろん見本も無しだ。余程の達人でもない限り、コンビニ店員に“自分の作品”を提示する自信は持てないはずだが…。
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む
「松本人志」「中居正広」「国分太一」……最近は次々と大物芸能人の“ハラスメント行為”が発覚し、芸能界から締め出されつつある。いずれも若い時から一世風靡した人たちだ。つまり、あまり苦 続きを読む