世の中には“美形”に生まれて来る人もいれば、そうでない人もいる。先ごろ亡くなった樹木希林さんは“美形”ではなかったことが、後年になって“重宝”された。CMでも「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに…」の名台詞が活きた。「美しい」とか「可愛い」とか「カッコいい」とか言われて育った人は、その後が大変である。その外貌の良さを維持し続けなければならないからだ。昨日、歌手の沢田研二氏が予定された“さいたまスーパーアリーナ”でのコンサートを突如中止した問題でファンや報道陣に謝罪した。主催者側が9000名は来ると読んでいた会場には7000名しか集まらず、それで沢田研二氏が「話が違う」ということで、急きょ、止めにしたらしい。これが700名しか集まらなかったというのなら、まだ話は分かる。7000名も集まっていたのに、勝手にやめてしまうとは「契約(約束)」以前の問題である。時々、そういうアーチストがいるが、わざわざチケットを買って、わざわざ会社を休んできてくれた人もいるだろうに、そういう人たちの想いを踏みにじる行為は褒められたものではない。多分、彼は十代半ばから“トップアイドル”としての道を歩んだので、多少のわがままをいっても“許される”という意識が抜けないのだろう。けれども、その外貌はあまりに“若き日”と違いすぎる。年齢のせいもあるが、それだけとも思えない。もちろん、沢田研二氏はその甘い歌声で一世を風靡した。歌声が維持されているなら、ファンも許してくれるかもしれない。歌声ということで、私がすぐ思い浮かべるのは、若き日の弘田三枝子氏と松山千春氏の歌声だ。この二人の“若き日”の歌声と声量は本当に素晴らしかった。透き通るような高音が心を揺らした。ところが、現在はもう“若き日”の歌声ではない。歌手には、齢をとっても“美しい声”や“甘い声”を維持できる人と、そうでない人とがいる。沢田研二氏は「ジュリー」と呼ばれ、その歌声だけでなく、外貌も含めての「ジュリー」だった。そういう意味では“若き日”の自分はもういない、という意識でステージに上がらなければ大衆を魅了することは出来ない。
近年、インターネット通販の勢いはすさまじい。今や利用していない人の方が“珍しい”とまで言えるようになった。利用者が多くなると、それに伴なって増えていくのが「未使用返品商品」と呼ばれ 続きを読む
中国の北京など全国4カ所で「無人タクシー」が急増しているという。このあいだまで“実験中”だったと思うのだが、もはや現実の公道を「無人タクシー」が走る時代となったのだ。今のところは主 続きを読む
日本の株価が急騰している。それも、全体的に上昇しているのではなく“半導体関連の株価”だけがいっせいに急騰しているのだ。実は日本における純粋な“半導体企業”はそれほど多いわけではない 続きを読む
立憲民主党から立候補し当選していた東京足立区の区議会議員・和田愛子氏が25日「議員辞職」を申し出た。既に立憲民主党の方は“除名処分”となっている。何をしたのかというと、偽ブランド品 続きを読む
誰であっても、どうしようもない状況に陥った時には「救い」を求めるしかない。けれども、その“救いの求め方”によって、結果が違ってくることがある。コロナ禍の状況でも、そういうケースがし 続きを読む
ときどき「わからない事件」が起こる。神社内の賽銭箱とか竹筒とかを蹴ったり壊したりして器物損壊容疑で逮捕されたガンビア共和国籍の男がいる。無職のママドゥ・バルデ容疑者(29歳)は現在 続きを読む
最近、各地でクマ出没のニュースが多い。春はクマが出歩きやすい季節だからだ。それらのニュースの中に、映像と共に室蘭市天神町での目撃情報があった。最初はなにげなく聴き流したのだが「おや 続きを読む
今回のG7の招待国として参加した韓国大統領夫人である金建希氏と岸田首相の裕子夫人との“お好み屋”における公開写真がとても好い。こういう外交的な要素の強いツーショットというのは“ヤラ 続きを読む
6月から電気料金が値上げされるそうだ。それは前々からわかっていたことで別にどうこういうことでもないが、問題は“その中身”にある。なんと、暮らしている地域によって値上げ幅が異なるのだ 続きを読む
最近、きちんと最初から最後まで本を読み切ることが難しくなった。そういう中で昨日読み終えた本が『手相刑事の鑑定術』という本だ。正直、がっかりした、というのが私の感想だ。書店でこの本を 続きを読む