イスラエル北部に『旧約聖書』に出て来る“カナンの地”が存在する。その地域で都市国家として栄えていた「メギド王朝」(3600年前)の墓が発見された。手つかずのままになっていたもので親子とみられる三名の遺体や豪華な副葬品も併せて発見された。既に“世界遺産”に認定されている神殿や王宮跡など、この地の発掘・調査は前々から行われていたもので、今回の発見はその王宮隣に亀裂が出来たことで偶然発見されたものだ。何より、この地が有名なのは「ハルマゲドン」という言葉が独り歩きしているからで、元々「ハルマゲドン」とは“メギドの丘”を意味する。決して“最終戦争”とか、“悪魔の降臨”とか、そういうおどろおどろしい意味合いではない。『旧約聖書』に“カナンの地”がしばしば登場するのは、ここが古代から現代まで“東西交通の要所”だったからだ。都市国家として繁栄を極めた「ハルマゲドン」だったが、新王国時代の古代エジプト・トトメス3世によって征服され、エジプトに併合される。その直前頃の“王家の墓”らしい。公開された副葬品などを見ると確かに豪華だが、エジプトの新王国時代に比べて洗練されてはいない。改めて、われわれは古代エジプトという文明がいかに“洗練されていたか”を思い知らされる。先に「ハルマゲドン」を“メギドの丘”と言ったが、より正確には「邪悪な宗教や思想を持つ人たちが集められる断罪の丘」的な意味合いをこめた“メギドの丘”なのだ。つまり、聖書世界においては古代エジプト王朝のような“多神教”や“獣神教”の世界は、そのまま“邪悪な宗教思想”に当てはまるので、トトメス3世の征服・併合を比ゆ的に表していた可能性もある。とにかく3600年の眠りから覚めて「ハルマゲドン」の王家たちは何を語ろうとするのだろう。
今年も中華圏(中国とその関係国)においては1月29日から「春節」が始まる。その第一歩として昨日から「春運」がスタートした。これは中国国内の交通機関を「正月用の特別態勢に切り替えるこ 続きを読む
地球温暖化で気温が上がっている……という神話は、いつの時代だったか。台湾では予期せぬ寒波の到来で死者が続出している。今年に入ってからだけで437人もが“寒さ”に身体が適応できず亡く 続きを読む
タレントの「てんちむ(橋本甜歌)」が最新の動画で、自らがプロデュースした「ナイトブラ訴訟事件」における顛末と今後の動向を語っているとの記事があった。昨年12月に行われた判決では、最 続きを読む
世の中には、ちょっと“信じられないような話”というのがある。21ヵ国総勢6000名もの人物が拉致され「特殊詐欺」の訓練を受けている……というのだ。そして、その中には、日本から出向い 続きを読む
法政大学のキャンパス内で、社会学部の女子学生で韓国籍のユ・ジュヒン(22歳)が、ハンマーを手に持って後ろから次々と学生たちの後頭部を殴り、8人に怪我を負わせたのち取り押さえられ現行 続きを読む
アメリカのロサンゼルス近郊で7日の午前から山火事が4カ所で発生し、いまだ消火の見通しが立たない。18万人もに避難命令が出た、という報道もある。いつも言うことだが、アメリカは自然災害 続きを読む
世の中「予期せぬ出来事」というのは…ある。けれども、その出来事が、どう対応して良いか分からないような珍事だった場合、とっさに言葉も反応も出てこなくて、後になって“ぶつけようのない怒 続きを読む
わたしは、幸か不幸か、一度も「貸金庫」なるものを使ったことがない。まあ、貸金庫を使うほどの財産があるわけでもないから当然といえば当然なのだが……。三菱UFJ銀行の都内支店「貸金庫」 続きを読む
どうも、ここにきて、あちこちの国の政権が揺らぎ始めている。世界的にも注目されているのは「韓国」だが、実は韓国だけではないのだ。フランスは昨年だけで首相が4人も変わっていることをご存 続きを読む
最近、芸能人など有名人の中で、体調不良を理由に“その世界”から遠ざかる人たちが多くなっている。タレントの壇蜜氏もSNSを通じて自ら“心身の不調”が続いていて、早急な回復は見込めず、 続きを読む