「バベルの塔」の物語はちょっとややこしい。元々信仰心が強く忠実だった人間が、徐々に“不遜な考え”を抱くようになり「天まで届く塔を建てよう!」ともくろむ。これを“天上界”に棲む神は“人間の不遜な思い上がり”だと捉えた。そこで「バベルの塔」がもう少しで“天まで届く”ところに達したときを見計らって、神の怒りで壊してしまったというのだ。そのあと、ついでに民衆たちの“一致していた言語”まで別々にして、同じ人間たちでも“簡単に意思疎通ができない”よう変えてしまったというのだ。この『旧約聖書』に記された物語の背景にあるのは、バビロンに実在したジッグラト(神の塔)だといわれる。今、世界は確実に、この物語のような方向へと秘かに進んでいる。それぞれの国民が、自国の言語、肌の色、宗教しか認めず、世界中が“手を繋ごうとする”枠組みがしだいに壊れつつある。その極端な例がアメリカにある。白人と黒人の対立が激化しているのだ。昨日も警察官5名が銃撃された。銃社会のアメリカは、一般人が警官を撃ち殺す。元々は無実の黒人青年が警官に撃たれたところから始まっている。まるで南北戦争時代に“逆戻り”したかのようである。火に油を注いでいるのが大統領候補の発言である。メキシコとの国境に壁を作る、イスラム教徒はアメリカに入れない、環太平洋条約など認めない。イギリスもEUから離れる。台湾も中国から離れる。もはや“言葉の通じない人”、“肌の色が違う人”、“宗教が違う人”とは、仲良くしない様にと「御触れ」が出ているかのようですらある。実際、経済が絶頂だった時、ニューヨークの“塔のような建物”はテロ攻撃に遭った。あれから15年以上が経ったが、ますます人間同士の連帯感は失われ、どの「神」が正しいのか解らなくなっている。
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む
「松本人志」「中居正広」「国分太一」……最近は次々と大物芸能人の“ハラスメント行為”が発覚し、芸能界から締め出されつつある。いずれも若い時から一世風靡した人たちだ。つまり、あまり苦 続きを読む