ロックシンガーの後藤まりこさんが「活動停止」を宣言したらしい。“後藤まりこ”さんと言っても、多分ほとんどの人は知らないだろう。私も知らなかった。かなり過激なロック・パフォーマンスで知られるミュージシャンだったらしい。その彼女が「音楽、完全にやめることにしました。もう、これ以上、だらだらやりたくないし、これ以上、好きな音楽を汚したくない」というコメントを残し業界を去るようだ。昨年2月に体調を崩し、いったん活動を停止、5月から“楽曲提供”という形で復活していたようだが、最終的には「やるしかないって上京してきたけど、もう疲れちゃった。音楽で何かを変えれると信じたのが間違いだった」とも述べている。たまたま後藤まりこさんを取り上げたが、同じような“経緯をたどる”アーティスト、芸人、俳優、作家、アスリート、漫画家、美容家、占い師……”たくさんおられるに違いない。仕事分野にもよるが、“大きな組織”を背景に仕事をしていく場合と、ほとんど“フリーに近い状態”で仕事をしていく場合とでは、さまざまな点で“格差があり”同じ土俵の上で仕事をしていない。したがって、よほどの幸運にでも恵まれない限り、才能が“有る・無し”とは別の時点で、最初から勝負は決まっている。おそらく、彼女は彼女なりに精いっぱい頑張ったのに違いない。芸術や芸能の分野は特にそうだが、作品そのものの「優劣」によって価値が定まるのではない。時代的な“需要”や“人気”という“曖昧模糊(あいまいもこ)”としたものによって価値が定まる。したがって“売れていない”から、その作品が劣っているわけではない。「プロ」と「アマチュア」の境も判然とはしていない。実際には、プロとアマチュアの谷間に“無数の才能”が煌めいている。
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