来月の7月7日に全国の郵便局で「ポケモン切手」が発売されるという。どうして今頃「ポケモン」なのか理解に苦しむが、その人気は不動のままだ。通常、こういう切手は“84円タイプ”か“63円タイプ”か、どちらかに限定されるものだが、今回の場合には両方それぞれにあって、84円のほうは四季折々の季節減少に引っ掛けたデザインで「桜の中でかくれんぼ」とか「もみじでドッキリ」とか、大人が使用しても“違和感”が出ないよう工夫されている。私は「ポケモン」というと20年以上前のドイツ旅行を思い出す。観光にも少し飽きて住宅街を歩いていた時、遠くから“手をつないだ母子”がやってきた。その4歳くらいの男の子の腕には“大きなポケモン人形”が抱えられていたのだ。もちろん、ドイツ人らしい親子の姿で、とても大事そうに抱えているのが印象的だった。海外で、しかも欧州で既に“ポケモン”は子供たちに大人気だったのだ。総じて“漫画”や“アニメ”は国境を超える。現在の「鬼滅の刃」にしても、ブームに火が付いたのはスペインの方が早かった。何より“ポケモン”の場合はわかりやすく、その外貌的にも世界的に親しみやすい。郵政省では8月25日には“変形カード”や“カードゲーム”もセットになった「切手ボックス」も発売するらしい。近年、手紙やハガキを「手書きする」ということが減ってきている。特に、若い人たちの間でそれが著しい。けれども“手書き”には“手書き”の良さというものがある。特に“漢字”と“ひらがな”と“カタカナ”の三種を組み合わせて書く“手書き文字”には、時として芸術品のような味わいもある。そういう意味でも“手書き文字”は、幼い子供たちに引き継いでいってもらわなければ困るのだ。“可愛らしい切手”を貼って出す…ということが、若い人や幼い子供たちにブームとなれば、黙っていても“手書き文化”は継承されることになる。こういうものは強制的に“書かせられる形”には拒絶反応を示すが、“インスタ映え”するブームとして定着すれば、ごく自然に継承されていくようになる。最近の日本は「コスパ」ばかりを言いすぎる。心を豊かさを失っていっては「大和魂」が泣く。
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