誰でも自分にとって「丁度良いペース」の“生活リズム”というものがあります。仕事上の“サイクル”や“速度”である場合もあれば、人との“関わり方”である場合、新たなものに対する“吸収の仕方”である場合もあります。とにかく「自分なりのペース」で物事を進めるのが一番疲れないし、自然で無理がなく、ストレスが生じない基本であることは誰もが知っています。知ってはいるのですが、実際にはなかなか「マイペース」を貫けない状況も多いものです。そして自分なりのペースが乱されると、人は“不安”になるとか、“焦り”が生じるとか、“苛立ち”が強まるとかするものです。つまり、極力「マイペース」が許される環境にいることが心身の健康を保つ第一の秘訣です。また「自分の世界」と言えるような“趣味的な空間”を持つことが出来れば、そこが“個性の輝き”をもたらしてくれるとか、“癒し”を与えてくれるとか、“至福の時間”を授けてくれます。「自分の世界」は当然ながら“強要されたものでないこと”が条件で、“仕事分野”でも、“趣味世界”でも、“嗜好空間”でも、実際には何でも良いのです。この「マイペース」と「自分の世界」を得ることが出来れば、人は“幸せ”を実感して生きることが出来るものです。それらが失われてしまうと、他のどんな部分が満たされていようと、生活に“充実感”を得ることはできません。
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