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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「ミクシィ」活況「エイベックス」苦境


大手企業の2021年度「中間期決算」が続々と公表されているが、今年の場合は完全に二極化している。つまり極端に“大赤字”となっているか、逆に“大儲け”となっているか、どちらかが多いのだ。昨日、エイベックスは社員100名の“早期退職希望者”を募った。なにしろ、あらゆるイベント・舞台公演が中止や延期に追い込まれて32億以上の“大赤字”に転落することが確実になっている。しかも、先が見通せないのでは、どうすることも出来ない。40歳以上の正社員443人を対象として“早期退職”を募っているから、約4人に1人は消える形だ。この種の企業は、一般的な職種と違って、かなり専門性を要する。それでも“切る”のだから、事態としては相当深刻である。一方、昨日、ミクシィはゲームアプリ「モンスターストライク」が“大ヒット”で今後も好調を持続できる、という社長の自信を持った発言が続いた。一時期“大儲け”していたミクシィも、ここ数年は低迷していて“赤字続き”であった。それが一転、“巣ごもり消費”で一気に収益回復となっている。同じことは任天堂にも言えて、前日に前年同期3.5倍の純利益という驚異の中間決算を公表している。総じてゲーム関係は“大儲け”しているのだ。もっとも、ゲームというのは大人より子供・若者が中心であるから、この自粛期間が収束してしまえば、一気に離れていく可能性は否定できない。若者中心の“人気”はあっという間に変貌する。今は誰もが“巣ごもり”状態で、仲間的連帯感を共有しやすいので、ゲームとかアニメとかに人気が向かっている。或る意味で、持続するかどうかは“コロナ収束”が出来るかどうかに掛かっている。妙な言い方だが、“収束”に手間取れば手間取るほど、苦境に立たされる業界と、活況を持続できる業界とが出て来ることになる。現実世界の「醜さ」から逃れようと、今日もまた一人“ゲームの世界”にさ迷い込んでいく。
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