われわれは十年ほど前まで“北朝鮮の言葉”をあまり信じていなかった。“ミサイル”と言ったって、たかが知れているだろう…くらいに誰もが思っていた。けれども、北朝鮮はいつでも本気だった。そして、国家の威信をかけて“ミサイル作り”に励んでいたのだ。その成果が今になって実を結びつつある。アメリカの発表によれば、現在のミサイルはロサンゼルスまで届くらしい。或る意味で、北朝鮮の科学開発能力は日進月歩なのだ。そして、それが実際に機能するかどうか、今回のように実験で確認しつつある。アメリカまで確実に届くものを作り上げたことで、北朝鮮の“大陸間弾道ミサイル”は一つの完成を見たといえる。もう、どこの国からも干渉されない。確かに、考えようによっては、アメリカと互角に渡り合う“最良の武器”を手に入れたともいえる。もちろん、その射程には韓国や日本も含まれている。特に、今回の発射は、アメリカ政権も、日本政権も、韓国政権も、そのいずれもが揺らいでいる時で、日本では稲田防衛大臣が辞めた直後で“防衛大臣不在”という絶妙のタイミングになった。アメリカでは司法長官が解任されそうな雰囲気もあり、トランプ政権自体が内部分裂を起こし始めている。韓国の文在寅政権もまだまだ安定せず、特に北朝鮮への対応が不明確である。一方でアメリカに追従し、一方で北朝鮮には“融和政策”を打ち出し、客観的に見ていても、どっちなんだかよく解からない。それら三つの国へ同時に向けたかのような今回のミサイル発射であった。特に韓国に対しては「軍事会談・赤十字会談」提案への“回答”として発射されたもので、アメリカの片棒担いでいる奴の提案に応じられるか、という高笑いが聞こえそうなミサイルなのだ。日本でも、室蘭からはミサイルの軌道が見えたらしい。もし、北朝鮮がミサイルをハワイへと向けた場合、丁度、室蘭上空を通ることになるらしいのだ。これは、もうトランプ氏に金正恩氏とハンバーガーを食べながら会談してもらうしかない。かつての映画「007」のように美しい美女を伴いながら…。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む