トンネル内で大型トラックに後ろから追突され、同乗していた仲間2人が死亡してしまったのだから、まぎれもなく「事故被害者」ではある。それなのに彼らには「逮捕状」が出ていた。そして7月26日、ケガを負いながらも逃げ延びていた二人は逮捕されてしまった。どうして“逃げ出した”のかと言うと、彼らの乗っていた車は「盗難車」だった。つまり、盗んだ車でトンネル内までやって来たのだ。ところが、そこで燃料切れとなる。仕方がないから、トラック内に停車中だった。そこに、大型トラックがスピードも落とさず突っ込んできたのだ。小さな乗用車は大破し、結果的に仲間5人は死傷してしまった。けれども、軽い怪我だけで一命をとりとめた二人は、金庫を抱えて立ち去ってしまった。割の合わない「仕事」だった。せっかく5人も集まって計画を練り、一人暮らしの資産家宅に忍び入って、現金と金庫を奪ったはずなのに、その金庫が開けられなかった。したがって、すぐ“分散”するはずだったのに、出来なくなったのだ。だから盗難車で、とりあえず逃げて行った安全な場所で、じっくり金庫を開けようとしたのだ。何しろ、資産家宅なのに“手持ちの現金”というものがまるでなかった。老女(78歳)の財布には3万円しか入っていなかったのだ。一人1万円にもならない。だから、重い金庫を持ち出すしかなかった。もっとも、この金庫のおかげで、身動きもできず、ぶつかった衝撃でも生き延びられたのだ。だから、ふたりで頑張って金庫を持って逃げて行った。そして中を開くことにも成功した。ようやく……と思ったのに、ここにも現金は入っていなかった。ここに入っていたのは何冊もの預金通帳や書類のみであった。ところが印鑑は入っていなかったのだ。資産家は意外にも慎重だったのだ。そうこうしているうちに、彼らには逮捕状が出て、逃げ延びてきた場所も突き止められた。何しろ金がないのだ。すんなり「御用」となるしかない。押し入った時、老女は妙に落ち着いていた。あの「優しく咎めるような眼」が忘れられない。
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