外食チェーン大手のリンガーハットがコロナ禍による“業績の悪化”で「プロ契約」を結んでいた男子体操選手の内村航平氏との所属契約を、昨年12月31日で打ち切っていたことが明らかになった。本来であれば2021年12月までの契約であったが、本業の赤字幅が“想定以上”ということで打ち切らざるを得なくなったらしい。これは企業として当然のことで、大手企業に所属する“プロスポーツ選手”はことごとく、そういう可能性を持っている。CMに使われている映画俳優やタレント、芸人でもまったく同様であって「企業の顔」として有名人を“広告塔”にするわけだが、その企業自体の成績が悪化していけば“広告宣伝費”としての契約を見直すのは当然のことと言える。さらに、もう一つ、今回の場合には“別な理由”がある。ここに来て「東京五輪」そのものが、もはや“不要”とする意見が目立ち始めていることである。なにしろ、今の状況が続けば、実質的に観客を入れての開催が難しい。そうなれば「五輪」の魅力は半減するわけで、そこまでして開催すること自体が危うくなっている。「五輪」自体の“人気”が低落すれば、それに対して多大な広告宣伝費を割くことは出来ない、ということになってくる。私はあまり有名人のことに詳しくないので、よく知らないが、おそらく内村航平選手だけでなく、さまざまな五輪候補や人気選手が大手企業の所属となって、事実上の“プロ選手”になっていることだろう。けれども、コロナ禍によって、その影響をあまり“受けない企業”と、もろにその影響を“受けている企業”によって、収益の増減が真っ二つに分かれつつある。どちらかというと、あまり広告宣伝を必要としない地味な企業は影響が少なく、広告宣伝を必要とするような派手な企業・職種ほど、その影響が強いように思われる。したがって、そういった企業がスポンサーとして就いているスポーツ選手たちは今後の“契約更新”が業績不振から危うくなっている。もちろん、スポーツ選手だけでなく、映画俳優とか、歌手とか、タレントとか、芸人とか…企業“お抱え”で生きてきた人達は、危うい可能性が出て来たのだ。これ以上“コロナ”が拡散し、経済活動が収縮してしまうと、大手企業であっても予断を許さなくなる。生き残れるか、恵まれていたプロスポーツ選手⁉
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む