現在「世界遺産」と呼ばれるものがいくつあるか知っているだろうか。何んと1000件を超えているのだ。したがって、どんなに“遺産巡り”が好きな人であっても全部はまわれない。しかも、その数は「仮想通貨」並みに増えていく。ちなみに「仮想通貨」と呼ばれるものも現在は1000種類を超えている。そのどちらもが、徐々に増えていく。増えていくとどうなるのかというと、その価値が薄れる。例えば「世界遺産」の本を出そうとする。そうすると1冊で全てを紹介するのは難しい。「仮想通貨」も同様で、全てを紹介したような本は発売されていない。この、どちらもが半ば強引に“増やしている感”が否めない。昨日、世界遺産センターは日本から登録要請されていた「潜伏キリシタン関連遺産」を登録する予定であると日本政府に報告した。これで新たな“観光スポット”が、また一つ誕生したことになる。ただ、それによってやってくる観光客たちを「潜伏キリシタン」の地であった長崎、島原、天草の“眠れる墓標の人々”は歓迎するのだろうか。日本の“カクレキリシタン”の信仰は一種独特である。決して、一般のキリスト教徒ではない。その証拠に黒崎には「枯松神社」と呼ぶ“聖ヨハネ”を祀った奇妙な神社まである。長崎には聖母マリアの姿をした墓標も多く残されている。“カクレキリシタン”は、現在でも細々と継承されているが、未だに“表立っての活動”はしないし、キリスト教徒と同一視されることを嫌う。あくまでも「隠れ」キリシタンなのだ。しかも、彼らは「キリスト」を信じたのではない。ここは多くの人が誤解しているが、彼らは「マリア観音」信仰なのである。常に“虐げられ”続けてきた彼らは、どんな“罪”でも許してくれる“母なるマリア”を信じたのだ。厳密に言えば、宣教師によって教えられた信仰形態ではない。見つからないように仏教の「慈母観音像」を“マリア像”に見立てた。中には石仏の背面に“十字形”を刻んだ「背面十字地蔵」と呼ぶものまである。まあ、私もロザリオを身に付けたり、仏壇に向かって読経したり、神棚に祝詞を報じたりするので、ちょっと似ているかも…。
毎日のように多くの女性タレントや歌手や女優やモデルが自らのSNSを使ってコメントを発する。その7割から8割は“他愛もない日常”のひとコマだ。けれども、そのうちのいくつかは“ネットニ 続きを読む
近年「LGBT」つまり“一般的でない性自認”に関しての法律的な問題や出来事などが報道されやすい。日本の場合は、それほど過激なデモなどにはならないが、欧米諸国では制度改正などを求める 続きを読む
群馬県桐生市を活動の拠点としている“お笑いコンビ・ワンクッション”が、桐生市内の歯科関連製品メーカーである「新見化学工業」敷地内に、社長から無償提供された店舗を使って駄菓子屋「よこ 続きを読む
私は視ていないが、日本テレビ系列の「上田と女が吠える夜」で、TVの“占い番組”でヤラセが横行していることを、現在フリーアナである中村仁美氏が暴露したことをスポーツ紙が取り上げている 続きを読む
私用でJRの“特急電車”に乗った。前に乗った時にも感じたことなのだが、現在のJR北海道の電車は異様なほど揺れる。特に特急電車はスピードを出している分、その揺れが激しい。この激しい揺 続きを読む
裁判官というのは、あたりまえの話だが「人間」である。「神」ではない。だから、その裁判官たちの“多数決”によって下される決定もまた“常に正しい”とは限らない。アメリカの最高裁が197 続きを読む
人間には産まれてから死ぬまで、ずっと同じ街や田舎で生きて死んでいく人もいる。だが、そういう人は少なく、多くの人は産まれた街と、人生の大半を過ごす街と、余生を送る街とは違っているもの 続きを読む
私には以前から、不思議でならないことがある。女性の政治家を“もっと増やすべき”という世界的な風潮である。どうしてなのだろう。もちろん女性目線の政治は絶対に必要だ。だから、女性の政治 続きを読む
私は「人間の運命」を扱う仕事をしている関係で、どうしても波乱万丈というか、変化に富んだ、或いは起伏に富んだ人生を歩んでいる人に興味を抱く。そういう点で大変に興味深いのがアウン・サン 続きを読む
このところ暗い話題が多いので、ひとつ“明るい見通し”をお届けしよう。“日本の未来”についてだ。その具体的なよりどころとなる「日本株」が、もしかすると再び急騰し始めるかもしれない。な 続きを読む