「勤労感謝の日」というのは、日頃働いている労働者が“骨休め”をして良い日だと多くの人が思っている。ところが、そうではないのだ。この日は元々「新嘗祭(にいなめさい)」という“大祭の日”であった。それが戦後改められて「勤労感謝」になった。元々は“祭り日”で、それも宮中における神事としての「新嘗祭」を執り行う日なのである。当然、天皇が行う。それも午後の6時から深夜1時迄、実に7時間の間、休憩を交えず執り行わなければならない大切な神事とされている。しかも、その間、重くて白い御祭服を身にまとった天皇は、底冷えのするこの時期、暖房の無い神嘉殿において“神事”に挑む。古来からの神事なので天皇以外は采女(うねめ)2人が付くだけで他は誰一人は入れない。新嘗祭とは“その年の収穫を感謝する祭り”で、天・地の“神”と、人間の“神”である天皇と、三者で収穫された飲食物を共有し合う形を取るための儀式だ。もっとわかりやすく言うと“天”と“地”と“人”それぞれの「神」が“収穫の宴”を儀式的に催す日なのだ。だから、自分だけが「寒いから…」もう帰るとか、「眠いから…」もう止めようとか、「酔っぱらったから…」もう飲めないとか、言っちゃいけない儀式なのだ。本当は、もっと“簡略化”しても良いのだけれど、現天皇は自ら古式にのっとった方法でそれを継承している。(内緒だけど、昭和天皇はもっと略式化していたらしい)まあ、言ってみれば、国民のために、来年以降も作物が収穫できるよう「天」や「地」の“神”に深夜まで付き合ってあげているのだ。涙ぐましい努力。サラリーマンが深夜に泥酔しているのとはわけが違うのだ。やっぱり「人間」なのに「神様」になるのは大変なんだよ。だれ? 采女の二人に“肩や腰をもませているんだろう”なんて不謹慎なことを言うのは…。確かに新嘗祭の衣裳はとびきり重くて歩くのもやっとだけど、そんなこと出来ない…何故って、皇太子殿下が入り口で帰りを待っている。この衣裳は簡単に着たり脱いだり出来ない特殊な作りになっている。何しろ着るのに数十分も掛かるのだ。だけど、何しろ「天」や「地」の神様と逢わなきゃならないから正装でないと叱られるし…だから早く引退したいんだ。
毎日のように多くの女性タレントや歌手や女優やモデルが自らのSNSを使ってコメントを発する。その7割から8割は“他愛もない日常”のひとコマだ。けれども、そのうちのいくつかは“ネットニ 続きを読む
近年「LGBT」つまり“一般的でない性自認”に関しての法律的な問題や出来事などが報道されやすい。日本の場合は、それほど過激なデモなどにはならないが、欧米諸国では制度改正などを求める 続きを読む
群馬県桐生市を活動の拠点としている“お笑いコンビ・ワンクッション”が、桐生市内の歯科関連製品メーカーである「新見化学工業」敷地内に、社長から無償提供された店舗を使って駄菓子屋「よこ 続きを読む
私は視ていないが、日本テレビ系列の「上田と女が吠える夜」で、TVの“占い番組”でヤラセが横行していることを、現在フリーアナである中村仁美氏が暴露したことをスポーツ紙が取り上げている 続きを読む
私用でJRの“特急電車”に乗った。前に乗った時にも感じたことなのだが、現在のJR北海道の電車は異様なほど揺れる。特に特急電車はスピードを出している分、その揺れが激しい。この激しい揺 続きを読む
裁判官というのは、あたりまえの話だが「人間」である。「神」ではない。だから、その裁判官たちの“多数決”によって下される決定もまた“常に正しい”とは限らない。アメリカの最高裁が197 続きを読む
人間には産まれてから死ぬまで、ずっと同じ街や田舎で生きて死んでいく人もいる。だが、そういう人は少なく、多くの人は産まれた街と、人生の大半を過ごす街と、余生を送る街とは違っているもの 続きを読む
私には以前から、不思議でならないことがある。女性の政治家を“もっと増やすべき”という世界的な風潮である。どうしてなのだろう。もちろん女性目線の政治は絶対に必要だ。だから、女性の政治 続きを読む
私は「人間の運命」を扱う仕事をしている関係で、どうしても波乱万丈というか、変化に富んだ、或いは起伏に富んだ人生を歩んでいる人に興味を抱く。そういう点で大変に興味深いのがアウン・サン 続きを読む
このところ暗い話題が多いので、ひとつ“明るい見通し”をお届けしよう。“日本の未来”についてだ。その具体的なよりどころとなる「日本株」が、もしかすると再び急騰し始めるかもしれない。な 続きを読む