私の暮らすマンションの眼下には豊平川という川が流れている。普段は川幅の狭い川なのだが、大雨になると途端に川幅が広くなる。昨日は久しぶりに川幅が増水し、河川敷まであふれていた。このような光景を見るのは二度目となる。普段とは違って泥水のような色となり、“危険水域”までもう少しというところまできた。全国各地で大雨が降り、京都・大阪・兵庫では33万人に“避難勧告”が出たと聴く。日本列島は、元々は“スコール”など降らない地域だったはずだが、今や昔の“世界気候図の領域”はあてにならない。どこかのミサイルなどより“天変地異”による自然災害が最も恐ろしい。人間でも動物でも“危険”を察知すると、本能的に安全なところへ逃れようとするものだ。エジプトのアレキサンドリアでは博物館の改修工事のために庭園を掘っていたら、第二次世界大戦中に略奪や爆撃から逃れさせるため隠したと思しき“数百点の古代の遺物”が出てきた。古代ギリシャ、ローマ、コプト時代における壺や食器類などのようだ。おそらく当時のイギリス人考古学者アラン・ロウ氏と職員たちが記録も残さずに行った応急措置であったと思われる。確かに世界各地で、これまでにも戦争によって、多くの遺跡が破壊された。特にイスラム教の教えは“彫像化された神”を嫌うので徹底的に破壊する。けれども軍事的な支配は出来ても“信仰心”は支配できない。マヤでもアステカでもそうだったし、隠れキリシタンもそうだった。むしろ、武力によって領土を失った人々は、それでも必死に“自分たちの神”に縋ろうとする。征服した人々の“神”には死んでも跪こうとはしない。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む