カンボジアと言えば「アンコールワット」の遺跡で誰もが知っている。日本との関係も大変に良い。首都プノンペンには日本の援助で建設・改修された「日本カンボジア友好橋」と呼ばれる主要道路がある。ところが、最近、この橋でのバイクによる転倒事故が相次いでいるのだ。一見、なぜ、転倒するのかわけが解からない。特別スピードを出している風でもない。それなのに、時々コロリと横倒しになる。ただ救いは大怪我にはなっていないようで、すぐに起き上がって、再び、何事もなかったかのように走り出す。後続のバイクがすぐ止まってくれるから良いが、もし、そのまま走っていれば必ず人身事故になる。それにしても、どうしてこんなに転倒が続くのか。パッと見では解からないのだ。もしかして、橋そのものが“斜め”にでもなっているのか、或いは路面に“滑りやすい何か”が塗ってあるからだろうか。だが、よくよく見てみると、車道とバイクレーンとの境に10㎝弱の段差があることがわかった。ナルホド、段差を移動する時に転倒するのかと気付いた。ところが、この段差が実に判りにくい。一応、境目に表示はあるが遠目だと判別できない。本当はバイクレーンからの“はみだし走行”をしなければ事故など起こらないのだが、境目があいまいなので混んでいるようなときにはどうしてもはみ出してしまうようだ。多分、日本がこの橋を作る時には、こういう事故は予測しなかった。なぜなら、日本ではこんなに多数のバイクが走らないからだ。常に重なり合うような感じでバイクが走行することはない。また日本人であれば、バイクレーンからはみ出して走行することは滅多にない。路面上の砂埃もこんなに立たない。つまり境目が確認しやすい。これらすべてがカンボジアと日本とでは異なるのだ。ベトナムもバイク天国だが、カンボジアも似たようなもので、とにかくバイク走行が多い。東南アジアはどの国でもそうだが、とにかく横断歩道を渡るのが大変に難しい。バイクがひっきりなしに通るからだ。私は一度カンボジアで地元の人たちが利用しているバイクに箱形の橇が付いた乗り物に乗ったが、全身埃だらけになった。とにかく路面近くは埃っぽいのだ。だからマスクが必要になる。そういうわけで「日本カンボジア友好橋」は予想外のところから“きしみ”始めているのだ。
アメリカのトランプ大統領が米国民に対し“関税収益”から、高収入の人を除いて全員に「2000ドル(日本円で30万円)」以上を支給する、と約束した。改めて、この人物は「すごいな」と単純 続きを読む
昨日、NHK党の党首である立花孝志(58歳)が「名誉棄損」により逮捕された。その「名誉棄損」を受けた本人は既に亡くなっているが、その遺族が6月に“刑事告訴”していたもので、やっと“ 続きを読む
「アメリカンドリーム」という言葉がある。文字通り「アメリカで夢を叶える」的な意味合いの言葉だが、この言葉につられて、どれだけの人が母国を離れているのだろう。そして、どれだけの人が「 続きを読む
海外のさまざまな観光地を旅行された経験がある方なら、だれでも感じたことのある違和感の一つに「歴史的建造物」や「遺跡」周辺と、それ以外の地域とでは明らかに“違う街”として扱われている 続きを読む
暦の歴史を調べると、いろいろと興味深い発見がある。その一つは、一年における開始時期についてだ。われわれは年初を太陽暦の“1月1日”に置いているが、歴史的には“そうではない時代”の方 続きを読む
昨年の12月だったか……「パーカーとか着るオジサン」論争というのがネット上であった。その時には、別にたいした興味も持たず「そんなことを言う女性が居るんだ」程度の認識だった。ところが 続きを読む
誰でも病気をすれば体力が失われる。その病気からは回復しても、体力そのものはすぐに戻らないケースが多い。タレントの壇蜜氏が最近久しぶりにTV番組に出たが、その頬肉が削られ、その目に眼 続きを読む
「姓名は“生命”に通ずる」と言ったのは、確か熊崎健翁氏だったような気がするが、文字通り「日本」が戦争に突入する気配が生じていた頃、俗に「熊崎式姓名学」とも呼ばれた“独自の理論”が急 続きを読む
11月4日にエジプトのカイロ近郊に出来た「大エジプト博物館」が一般公開される。この博物館は建設開始から13年が経って、ようやく完成をみた巨大な博物館だ。何しろ“東京ドーム”十倍に当 続きを読む
最近は少なくなったように思うが、昔はどこにでも「世話好きなおばさん」というのが存在した。特に親戚の世話好きなおばさんは、やたら、あれこれ、こまめに連絡をくれ、世話・面倒をみようとす 続きを読む