最近、スポーツ関係での「パワハラ」問題、行政関係での「セクハラ」問題などが報道されることが多い。どのような分野でも“行き過ぎ”“やり過ぎ”は問題なのだが、過度に神経質になって、何でもかんでも「パワハラ」とか「セクハラ」とか騒ぎ出すのは感心しない。例えば、日大アメフトの“反則タックル”だが、確かにあれはやり過ぎである。それがコーチとか監督からの指示ならば、それに関わった全員が謝罪すべきであり、アメフト部そのものを解体してしまった方が良い。ただ元々アメフトというのは“格闘技”的な要素の強いスポーツで、そういう意味では、どこまでが許されて、どこからはストップなのか、その辺のところを“きちんと教える”のが監督やコーチなのではないだろうか。どのような分野でも、ここまでは“セーフ”だが、ここからは“アウト”という部分がだいたい決まっている。これはパワハラ問題、セクハラ問題、両方ともに言えることで、昔はそういう点、ぎりぎりのラインを与える側も、受ける側も何となく心得ていたような気がする。反則タックルで相手を病院送りにした宮川泰介氏は、指示されてやった行為というが「殺してこい!」といわれてやるなら、懐かしい「オウム」メンバーや暴力団員と同じである。反則が許されるのは“プロレスの世界”である。だから、彼にはプロレス団体が勧誘しに行けば良い。そうすれば、反則をどんどん行って思う存分活躍ができる。アントニオ猪木氏は力道山の“付け人”時代に、毎日のようにビール瓶で頭を殴られていたそうだ。後になって、何がプラスに作用し、何がマイナスに作用するか、人生誰にも分らない。私は、宮川氏には今回の事件が必ずプラスに作用するだろうと思っている。現代は、あまりに“近視眼的”に物事を捉え、“良い”とか“悪い”とか言いすぎるような気がする。
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む
きのう夕方、横浜に新しく出来た2万人収容できる大型ライブ会場で殺傷事件が起きた。ライブを視に来ていた40代女性が帰り際の通路付近で何者かに刺されたのだ。最初は気付かなかったというく 続きを読む
一時期、タレントの渡辺満里奈氏は“癒し系バラドル”のような存在で多くの男性たちから人気があった。それだけに“ネプチューン”の名倉潤氏との結婚は意外な組み合わせのような気がしたものだ 続きを読む
われわれはどうも誤解しているようだ。北朝鮮が“貧しく遅れた国”だという風に……。そう、誤解なのだ。もう北朝鮮は貧しくもないし、遅れてもいない。確かに、そういう部分も昔はあった。だが 続きを読む