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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「台湾」の次は“日本”という「中国」の野望


歴史というのは、一見、安定している地域のところも、動くときには一気に動く。ただ本当に“一気”なのかと言えばそうでもなく、実はじわじわと“それ”に向かった“水面下の動き”というものが前からある。ということで明日28日は、その“動き”に結び付きそうな「大統領選挙」が行われる。どこかというと中米ホンジュラスという国だ。日本にはあまり馴染みがない。だから、どうでも良さそうなものであるが、実はそうでもない。今回の選挙で、もっとも争点となっているのは「中国か台湾か」という部分だからだ。つまり、与党側のナスリー・アスフラ氏は「台湾との外交継続」を叫び、野党側のシオマラ・カストロ氏は「即座に台湾外交を断ち、中国と外交を結ぶ」と宣言している。世界には「台湾」を国家として認めている国が15ヵ国あるのだが、そのうちの8か国は中米に集中している。その一ヵ国がホンジュラスなのだ。実は近年、この中米を中国がマークしている。要するに「台湾」から引き離し「中国」と接近させる。そのための資金は惜しまない。その結果、2017年にはパナマが、2018年にはドミニカとエルサルバドルが寝返った。次はホンジュラスというのが、この選挙戦なのだ。最初は与党側がリードしていたが、今や野党側の方が優勢なのだ。こうして、中国は刻々と「国家としての台湾」の“手足”を封じ込めつつある。徐々に「台湾」を孤立させ、否が応でも「香港」をそうしたように「中国の一部」に戻すつもりなのだ。実は「台湾」の位置は地図上で観ると「中国」よりは「日本」に近い。何故、離れているのに「中国の一部」にしたがるのか。それは文字通り「日本」に“近い”からだ。つまり「台湾」と「北海道」を「中国の一部」にしてしまえば、ごく自然に「日本列島」は“中国の傘下”になる。そうすれば、もう「アメリカ」など“敵”ではなくなる。“地球上の覇王”に「中国」が成っていく。2100年くらいの時期に“そう”なっていくことを、粘り強い中国人は意図している。つまり本当は「台湾」よりも「日本」の方が、はるかに“欲しい存在”なのだ。「日本」を加えることで、あまり評判の良くない「中国」は“お行儀の良い国”として世界から認められる。そのためには「北海道」が最初のターゲットになる。ニセコリゾートは着々と“中国傘下”に変わりつつある。弱っている「日本」を「アメリカに渡してなるものか」というのが「中国」の“本音”なのだ。だから中国は韓国とは異なり、本格的な対立は極力避けたい。少しずつ、少しずつ「日本」を買い漁っていく。
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