何でも凝り過ぎると「病気」の一種として“世間”は扱う。例えば「合コン」などでも、2500回以上参加しまくった…と聞くと「そりゃ病気だね」ということになる。そう確かに彼女は病気だったのだ。それも「乳がん」で“ステージ4”という重い症状だった。にも拘らず「病気」の彼女は「合コン」への参加を止めなかった。その結果、いつの間にか「がん」の方が退散していった。こうして「乳がん」を克服(?)した彼女は、それを漫画本にまとめて『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』(白戸ミフル著・キノブックス社刊)という長いタイトルの本を出し、漫画家としてのスタートを切った。職業はいろいろだった。化粧品関係とか、広告関係とか、メディア関係とか、とにかく「合コン病」である彼女は、どんな仕事の時にも「合コン」を忘れたことはない。それで特定の男性をゲットするのが楽しいのではなく、男女のさまざまな反応が垣間見られるのが楽しい…というちょっと変わった性質なのだ。それにしても、普通“がん宣告”を受け、それも“ステージ4”と訊けば、大体は落ち込んで「合コン」どころではなくなる。けれども、彼女の場合は違った。「この状況を愉しまないと…」と前向きだったのだ。もっとも、そうでなければ「合コン病」は続けられないし、“乳がん”も克服できなかったことだろう。物事、何でも“死ぬ気”で取り組めば、その道の王道を極めることが出来る。結果「合コン病」の方が強かったので「乳がん」は徐々に敗退していった。こうして、現在のところ再発の兆候は見られない。昔、がんになってしまった人が、どうせ死ぬならということで“世界旅行”を試み、あちこちとまわっている内に何故か「がん」が消えてしまった、という話を読んだことがあるが、もちろん、全ての人に通用する法則ではない。ただ「人生楽しまなきゃ損」という発想は、どんな逆境でも跳ね返すパワーを秘めているのかもしれない。
ニューヨークと言えば「世界最先端の都市」として誰もが認める。それだけに、ニューヨークで始まったことは“他の地域”に影響しかねない。そういう意味で危惧するのがニューヨークの新たな法律 続きを読む
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む