昔から「名は体を表す」というが、ほんとうかもしれない、と思うことがある。インドからのニュースでそれを実感した。われわれは「日本」のような感覚で「インド」と口にするが、この国を“一括りにする”ことは出来ないのかもしれない。なぜならインドには“最先端”の地域もあるし、“未開発”の地域もある。インド北部は、どちらかというと“未開発”に属する地域だ。その北部地元TVの報道で、この3日間の間に密造酒を呑んだ人々が次々と倒れて病院へと運ばれた。現在までに70名が死亡し、他に20名ほどの重体がいる。なぜ、そのような事態になったのかというと、インド北部のウッタル・プラデーシュ州の人物が隣接しているウッタラーカンド州へと出掛けて密造酒を持ち帰り、地元周辺で大量に安く売りさばいたからである。これまでにも、ウッタラーカンド州で密造酒が造られてきたことは知られており、今に始まったことではないのだが、一気に死亡者が多数出ることがなかったため見逃されてきた事実がある。おそらく密造酒の中身に工業用メチルアルコールが含まれていたと推測されている。これは人体内で毒性化する危険な液体だが、安く手に入ってアルコール度数が強いので、酒として酔いやすいのが特徴だ。ただ徐々に失明するとか死亡してしまうなどの症状が出る。実は戦時中の日本でも、一時期出回ったことがあるのだ。さて、ここで私が注目したいのは「州」の名称である。ようく見てみると「州」の名称の中に、今回の事件のヒントが隠されている。つまり「ウッタラーカンド」という名称は「売ったらアカンど‼」と読めるではないか。それなのに、ここでは密造酒を安く売っていたのだ。また「ウッタル・プラデーシュ」という名称は「売ったるブランデー酒‼」と読めるではないか。実際、ここの住民が買ってきて、周辺住民に安く販売していたのだ。なんという偶然。そして、なんという真実。
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