英国で起きた「元ロシア情報員暗殺未遂事件」は、とうとう互いの外交官を“国外追放”するところまで発展してきた。当事国である英国だけでなく、EU加盟から14か国にまでそれが連鎖する可能性が出てきた。さらに米国とカナダもそれに加わる。アメリカの場合は既に60名の外交官を追放し、大使館を閉鎖したところまで出てきた。一方、暗殺を企てたと決めつけられたロシアも、対抗措置として各国外交官を追放する、と対決姿勢を変えていない。まさに、かつて世界を席巻したスパイ映画「007の世界」なのだ。私は3月16日に《今年は「中傷&暴露合戦」の年?》として、国同士でも“互いに中傷し合う年”になる可能性を述べたが、その一つは「貿易戦争」であり、その一つが「情報戦争」のようである。英国、及びEU側は、ロシアが国家として“ソ連時代”開発を進めていた軍用神経剤「ノビチョク」を使って元スパイ父娘の毒殺を計ったと主張しているが、もちろん、ロシア側は完全否定している。プーチン大統領は18日に「この大統領選直前、ワールドカップのロシア大会も行われるのに、バカげた妄想だ」と相手にしていない。確かに、大統領選直前だったことを考えれば、プーチン氏の主張の方が“正論”であるよう私には思われる。ロシアの政府見解としても「何ら客観的な証拠がないにもかかわらず、英国とその同盟国は無分別に行動している」と指摘している。仮に暗殺未遂が“ソ連時代”の軍用神経剤だったとしても、今頃そんな解りやすい毒物を用いて大統領再選が確実視されていたプーチン氏が指揮するだろうか。時期的に考えても、“国家犯罪”と見るのは無理があるような気がする。米中の「貿易戦争」にしても、どちらも“やられっぱなし”の国ではない。特に中国の習近平氏は、アメリカのトランプ大統領が“真っ向勝負”出来るような相手ではなく、北朝鮮の金正恩氏が「謎の北京入り」を行ったのも、アメリカと今後どう対話していくか、何らかの“打ち合わせ”的要素が強いよう感じられる。そういう世界の情勢に比べると、同じ問題で“すったもんだ”を繰り返す日本は何んと平和なのだろう。企業同士の「再編」が叫ばれて久しいが、今年から国同士の「再編」が徐々に始まっていくよう感じられる。
ラジオで明石家さんま氏自身が「兄弟子」という言い方をしているので、それに間違いはないのだろう。そうして、もう一つ漫才をするときの“さんまの相方”でもあった。もっとも、その期間は短い 続きを読む
このような映画の報道を知るまで、私は作家の故・井上光晴氏の長女が小説家になっていることを知らなかった。それに、もっと驚いたのは井上光晴氏が瀬戸内寂聴氏と男女の関係にあって、それを井 続きを読む
最終的に「どの人生を択ぶ」のかは本人が決める。一見、そうではないように見えても、最終的には本人が決めている。例えば周囲から“勧められたから”というような場合でも、本人がそれに応じて 続きを読む
普通の日常を送る……ということが、重い病気になってしまうとなかなかできない。それが“出来なくなった”ことによって、今までの“出来ていた普通の日常”が、いかに「幸せなことだったか」と 続きを読む
最近の“裁判事例”は、いろいろ考えさせられることが多い。大阪市に住む51歳の女性が勤めていた病院を相手取り“1200万円の損害賠償”を求めた裁判が17日、被告側の病院が訴えていた女 続きを読む
“世代”というものの違いは、時として意外な結果を引き起こす。世論調査で年代別に戸外におけるマスクの着用を「緩和すべき」か「緩和すべきでない」か調査した結果が面白い。20代では「緩和 続きを読む
加藤登紀子氏の歌で有名な「100万本のバラ」だが、実際にはとてもそんなに多くの花は抱えきれない。だいたい手に入れることすら難しい。それでも“バラの花束”というのは、何となく何十本も 続きを読む
2017年に渡米し、その後、何をしているのかよく解からない状態のまま、時々“ネット上に登場していた”綾部祐二氏が新たなチャンネルを立ち上げ、注目を集めている。渡米後の3~5年間は“ 続きを読む
私は幼い頃、雑誌の「付録」というものが大好きだった。なぜかあの頃、少年雑誌は“付録ブーム”で、それぞれの雑誌が多数の付録をつけていた。いまでは考えられないかもしれないが「21大付録 続きを読む
作詞家や作曲家は自分の死後も「作品」が形となって生き続けていく。そういう点で、素晴らしい仕事だと思う。映画や小説もそうだが、自分自身が“この世”から消えても、自分が心血を注いだ作品 続きを読む