多くの人は「死」を“単一”で考える。つまり“同じもの”として考える。けれども、そうではない可能性もある。少なくとも運命学的な観点からは、そうではないように思える。昨日、女優・八千草薫氏(88歳)が亡くなられた。昨年1月、すい臓がんが発覚して闘病していることが一部で報道されていた。近年まで、そのとても若々しい容貌をTVや雑誌で見掛けていた。良い齢の取り方をしているな、と思ったものだ。多くの場合、私は有名人が亡くなられると四柱命式やホロスコープを作る。データは「死」の“時期予測”のための貴重な資料となる。占いは何でもそうだが、これまでの教科書などあてにならない。「結婚の時期」「成功の時期」そして「死亡の時期」など、実例データから学んでいく方がはるかに確実であり、後進のための貴重な資料ともなる。多くの占い師が、実際には“符合しない”過去の「権威書」と呼ばれるものの“教え”に縋り続けるのか、私には解からない。八千草薫氏のホロスコープはいくつかの点で、とても貴重である。実は彼女の出生時、太陽は土星・水星と0度一体化し、同時に木星と180度、火星と150度、天王星と90度、金星と45度とアスペクトが多かった。中でも土星とはピッタリ重なり合っていて、その影響力の強いことを窺わせた。実は彼女が亡くなられた時、現在のトランジット土星が出生時と同じ位置に到達していたのだ。したがって出生時の土星と一体化するだけでなく、太陽とも0度一体化する。多くの高齢者は出生時の太陽がトランジットの土星、或いは冥王星からアスペクトを受けると、まるで「天寿」の位置に達したかのように永眠する。八千草氏の場合も、その法則にしたがうかのように永眠した。彼女の場合、トランジットの冥王星から出生時の太陽はアスペクトされていないが、その代りのように出生時の冥王星が180度の位置に来ている。このような形が「天寿」となる人も多い。7月に亡くなられたジャニー喜多川氏もそうであった。彼も、土星が土星と0度で重なり、冥王星が冥王星と180度の位置関係にあった。その点では全く同一なのだ。昨年10月に亡くなった俳優・穂積隆信氏の場合、土星は土星に0度まで達していなかったが、その代りのように、冥王星が冥王星に180度であっただけでなく、土星に対して0度で重なっていたのだ。マラソンの小出義雄監督のようにトランジットの冥王星が出生時の太陽に90度、土星は土星に90度という場合もある。元横綱・輪島大士氏のようにトランジットの冥王星が出生時の太陽に0度一体化、土星は土星に135度という場合もある。なぜか若くして亡くなる場合、これらの法則は適用できない。
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む