先日、競馬の騎手・武豊氏が、競馬キャスター・小浦愛さんとの“路上キス写真”を報道された。そのすぐ後で、ワイドショー番組が本人を自宅直撃、そこに本人だけでなく、元タレントの量子夫人が登場して「厳しく叱った」ことで決着したと対応している。なかなか見事な“納め方”だった。私は、その番組を見ていないが、ふと大昔、まだ私が「占いハウス」に出ていた時、私の隣のボックスで活躍していた女性占い師が、いつも“決まり文句”のように言っていた言葉を思い出した。その占い師の方は、当時、既に60代だったが、若い頃にはご主人の“浮気癖”に悩まされていたらしい。単身赴任が多かったご主人は、元々優しい性格だが、女性には特に優しかった。その結果として、赴任した先々で女性が出来る。女性占い師は、そういう点で単身赴任は嫌だったが、家を購入し子育てもあったので留まらざるを得なかった。「私はね。いつも言ってやるの。浮気されてる女性達が相談に見えるでしょ。あなたは何も悩むことなんかないの。堂々としていれば良いのよ。妻ですよ、“妻の座”って、強いのよ。だから負けちゃダメ。堂々としていなさい。“妻の座”は手放しちゃダメ。愛人なんかに負けちゃダメよ」まるで呪文のように「妻の座」を繰り返した。私のボックスと、彼女のボックスは壁一枚なので、占い中の話し声が聞こえてくる。だから、わざわざ教えなくても、その占い師が、相談者たちに何を言っているのかは知っていた。何しろ大きな声なのだ。私はたまに「それは解かりますけど、占っては見ないのですか?」と訊いてみる。そうすると再び「あなた“妻の座”は強いのよ。負けていられますか。私はね。不倫してる女性には必ず“別れなさい”って言うの。奥さんに知れたら、ただでは済まないわよって言うの」目をむき出して、女性占い師は興奮気味にしゃべった。「占いは…?」と、顔を視る。「波木先生、先生も知っといた方が良いわ。“妻の座”は強いのよ」ますます興奮して、その女性占い師は叫んだ。
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アメリカのビジネス誌がこのほど示したランキングによれば、わが「日本」は世界で“6番目”に強い国なのだそうだ。とても、そんなふうには思えないが、その“強い国”の基準が、われわれの考え 続きを読む