英国のテリーザ・メイ首相が18日「孤独担当相」という新たな“任務”を新設、政務次官だったトレイシー・クラウチ氏にそれを要請した。メイ首相は「高齢者や介護者、愛する人を喪った人、話し相手のいない人々が直面する孤独に対して行動を起こしていきたい」との決意を表明している。おそらく女性首相だから“発案出来たポジション”のような気がする。もちろん男性でも、その必要性は感じるのだが、形に出来るかというと多少の躊躇が出る。そういう“大臣ポスト”である。その意味で、大いに意義のある新設であるし、女性首相だからこその“政治決断”として褒め称えられるべきことであると私は思う。英国の人口は6500万だが、そのうちの900万人以上が“孤独な生活”に直面しているらしい。そういう観点から考えると、新設されて当然のポストなのだ。そして、これは英国だけの問題ではない。わが日本でも“孤独な生活者”が山のように居る。しかも、日本の場合、若い年齢層での“単身者”、“引きこもり的な生活者”が多い。英国人も“心を開く”までに時間のかかる民族だが、日本人は完全に二種に分かれる。集団の中でも、すぐに“心を開く”タイプと、なかなか“心を開けない”タイプである。後者は、家庭でも職場でも“孤独な状態”に陥りやすい。メイ首相の新設した「孤独担当相」は、その対象が“単身生活者”に限られるようだが、日本の場合、必ずしも“単身=孤独”と言えるほど単純ではない。時には、家族と暮らしながら“話し相手”がいないとか、“引きこもり”の結果として話し相手がいない場合もある。そういう人達を含めると、いったいどれだけの人数がいるのか、なかなか把握するのは難しい。けれども、その必要性は急務であり、他のポストと兼務が出来るほど楽なポストではない。誰もが自分を“理解してくれる人”を求めている。“孤独を癒してくれる人”を求めている。誰でも本当は“寂しがり屋”だからだ。
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