永年、日本人をやっているが、時々、未だに“知らなかった言葉”に出くわして面食らうことがある。今回は「宥恕=ゆうじょ」だ。決して「遊女=ゆうじょ」ではないので、念のため。さて「宥恕」とは何だろう。辞書には「寛大な心で罪を許すこと」と記されている。ナルホド…それにしても聴き慣れない言葉だ。普段、使う人などいるのだろうか。実は、昨日、元夫人で女優の松居一代氏を“名誉棄損”で訴えていた俳優・船越英一郎氏の代理人弁護士が、彼の言葉として「今回に限り、松居一代氏を宥恕することにしました」と述べたのである。そこで、初めて、私は「宥恕」なる言葉を聴いた。いや、もっと前から聴いていたかもしれないのだが、初めて聴いたような“違和感”を憶えた。どうして「宥恕」等という難しい言葉を使うのだろう。そうして、調べたところ、この言葉は、主に“示談の時”に使う法律用語に近い言葉であることが判明した。つまり、19日に松居一代氏は“不起訴処分”になったのだが、それは捜査段階で被害者と加害者との間で、示談書が交わされた可能性が強かったからのようである。つまり、示談が成立したので、不起訴処分になったのだ。だから、松居一代氏の方もブログで「新しい人生がスタートします」と更新している。つまり、松居氏側が起訴されたくないので“示談”を持ちかけ、船越氏側がそれに応じたということである。まあ、元妻が“手切れ金”のようなものを元夫に渡したということである。どっちがストーカーだかわからないような“最終決着”だが、何にしろ、一件落着、メデタシ、メデタシの事件ではないか。それにしても、松居氏の“迫真の演技”は素晴らしかった。さすがは「2時間ミステリーの帝王の妻」だけのことはある。そして、これでようやく、船越氏は“自由な恋愛・結婚”が出来ることになる。バイアグラでも何でも自由に使うことが出来る。それにしても示談の「宥恕」は、何と多くの人々に“明るさ”と“希望”を取り戻させる言葉だろうか。
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