占いを好む多くの人達は「先天運」というものを必要以上に“重く”捉えている。つまり、自分が“生まれ持った運”というのは、そう簡単に変えられないのではないか…という思い込みである。確かに、そういう部分もある。そして、そういう人達もいる。けれども、そういう人達ばかりではない。「先天運」をものの見事に跳ね返している人、少なくとも跳ね返そうと努力し続けている人もいる。「高部知子」という名前を聴いて、すぐに想い出せる人がどのくらいいるだろう。想い出せたとしても「わらべ」の一人で、“ニャンニャン事件”か何かで世間からバッシングを受けた女優…というような記憶が多くの人達の反応かも知れない。先日、私が何気なく購入した『エコノミスト』という雑誌の最新号に、その高部知子氏の連載エッセイが出ていた。書籍に関しての感想などを記したもので、元々が経済誌であるから、どちらかと言えば“硬い内容”の読書記録だ。そこには顔写真も掲載されていたが、正に「精神福祉士」らしい容貌の写真であった。その文章、その写真とも、歌手や女優の面影はなく、むしろ文化人というか、研究者というか、それこそ“病める人たちに向き合うエリート女医”のような印象を受けた。おそらく、彼女のことを知らない世代の方が読まれたなら、そういう風に受け止めたに違いない。実際、その名前自体が“硬い印象”の名前だ。だから「女優」よりも「精神福祉士」の方が、その名前からも相応しい。そのホロスコープや四柱命式はどうかといえば、“エリート女医”よりは“芸術家崩れ”とでも表現したいような星の配置である。つまり「積木くずし」で“不良少女役”を演じたが、正に実生活においても、それに近い要素が感じられるホロスコープや四柱命式なのだ。したがって、その後の彼女の人生、つまり“ニャンニャン写真”が撮られて「わらべ」ではいられなくなり、芸能界を去り、結婚して2児の母となり、コンビニ経営で失敗し、離婚し、再び結婚し、離婚し…と繰り返した。そこから「局部ピアス」の“全裸写真集”で芸能界に復帰する。まさに、このあたりが彼女の“先天運”としての“無理のない生きざま”なのだ。ところがである。ここから彼女は180度、自分の人生を切り替えるのだ。通信教育で慶応義塾大学を卒業し、さらに大学に入りなおして“国家資格”を習得する。やがて“薬物依存”の人達や“認知症”の人達に寄り添う「精神保健福祉士」としてのエキスパートに変わっていく。「先天運」に依存して生きようとする多くの人達に、それを“乗り越えた生き方”があることを、彼女は身をもって教えようとしている。
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