政府が2018年度予算として「引きこもり」の調査費2000万円を組み込んだ。「引きこもり」の調査は2010年にも、2015年にも行っているが、今回の場合、これまでの調査で漏れている“40~59歳の人達”を対象としている点が注目すべきだ。通常の観念では「引きこもり」とは認定しにくい年齢だ。一般的な言い方をすれば“働き盛りの年齢”ということになる。けれども、いったん社会の歯車から外れてしまうと、なかなかもう一度そこに組み込まれていくことは難しい。今回の調査対象となる人達の多くが「引きこもり」となって“長い”人達のようだ。過去の調査から“子供”や“若者”に該当しない、つまり前回までの調査対象だった“15~39歳”を超えている人たちが多数存在していることが浮かび上がった。それを象徴するのが“80代の親”と“50代の子供”が同居する「8050型」と呼ばれる“親子の組み合わせ”で、社会との接点が少なく、孤立していくケースがほとんどであるらしい。確かに50歳を超えてしまうと、別に“引きこもり”ではなくても、リストラになって職を失った場合、新たな仕事を見つけ出すのは容易ではない。ましてや長期“引きこもり”で外界との接触が乏しい場合、50を過ぎて“新たな人生”を歩みだすのは至難の業となる。余程、本人が「生まれ変わろう」という意識を持たないと、世間の荒波に飛び出していくことは難しい。けれども、この一歩手前「7040型」なら、まだまだ“脱出の道”は残されている。大体、運命学的な観点から言えば、先天的に“引きこもりやすい要素”を持つ人達は100人に2~3人はいるもので、人生の“一時期だけ引きこもる可能性”の人を合わせると、100人のうち15人くらいが該当する。決して少ない数字ではない。私なども十代半ばに1年半ほど“引きこもっていた時期”がある。問題は、いかにそこから脱出するか、早目に脱出するか、社会や世間への“意識・意欲”を失わないか…に掛かっている。奇妙なことに、“世の中”や“社会”というものに対しての関心や興味が無くならない人は、必ず“通常の社会”や“通常の仕事”に復帰できるものである。社会・世間に無関心となり、自分は“別世界に居る”という意識が強まると「引きこもり」は長引く。そういう風に出来ているのだ。けれども世界的な発見とか発明とか変革とかは“引きこもり”の中で生み出されたものが多い。“ネット社会”の到来によって、“組織”というものの苦手な人が多い“引きこもりの人達”にとって、今はさまざまなチャンスが転がっている。
人生というのは、どこでどうなるか、まったくわからない。令和の“若い人達”は、簡単に“自分の将来”をAI予測したりするが、人生だけは“予測通りにはいかない”のが常なのだ。わたしなどに 続きを読む
社民党の副党首である大椿ゆうこ氏に対しSNSで“殺害予告”があったとして、昨日、緊急記者会見が行われた。最近、こういった感じの騒動が多く、過激発言をする政治家には“危険”が伴うよう 続きを読む
文学賞として権威ある「芥川賞」と「直木賞」の選考会が行われ、今回は双方の賞共に「受賞該当作なし」と決まった。それぞれの賞に対する選考会は、午後4時から同時に始まったが、芥川賞の方が 続きを読む
昨年の調査で日本人女性と韓国人男性との“結婚”が急増し始めていることが明らかになったという。全婚姻数の内の10%を占めるまでになって来ているというのだ。前年比との比較でも40%増だ 続きを読む
最近の日本では「本音でモノを言ってはいけない風潮」が強い。それが「令和」を生きていく上では必須のようだ。ほとんどの人たちが“その風潮”に習って暮らしている。だから、たまに、そうでは 続きを読む
今から150年ほど前にオランダに生れた女性が、やがてフランスにおいて“踊り子”として脚光を浴び、さらに“ドイツの女スパイH21号”として戦争時に活躍する。やがて密告によって逮捕され 続きを読む
昨日も、北海道の函館に近い福島町で52歳の男性が襲われた。早朝、新聞配達の男性が戸建ての玄関に新聞を差し入れようとした瞬間を襲われたらしい。たまたま遠くから目撃した男性が居たのだが 続きを読む
わたし自身も人のことを言える年齢ではないのだが、ふと彼女のプロフィールに記された年齢に眼が止まった。もう松居一代氏も“68歳”だったのだ。現在、アメリカで単身で暮らしているらしい。 続きを読む
今年の株主総会が何事もなく終わって、一応のケリが付いたかのように視えていたフジテレビ(厳密にはフジ・メディア・ホールディングス株式会社)だが、どうも、そうでもないらしい。その後も、 続きを読む
ここ数日、日本国内でも各地で猛暑や酷暑の状態が続いているが、その少し前から欧州においても熱波の状態は続いていて、各地でじわじわと“その被害”が拡大している。欧州の12都市、すなわち 続きを読む