実は私は、この問題を2018年3月14日の時点で“提起”していた。けれども、その時点ではまだ「大坂なおみ」の名は日本人のほとんどが知らず、一部のスポーツ紙のみが取り上げていた程度だった。けれども、あっという間に「大坂なおみ」はテニス界のスターとなった。テニス界のスターとなっただけでなく、日本のお茶の間では「日本人」ということでもてはやされた。もっとも、現在でもそうなのだが、彼女は「日本人」でもあり「アメリカ人」でもある。たどたどしい日本語のことを言っているのではない。実際に“二重国籍”なのだ。そうして22歳までに“どちらかの国籍”を選択しなければいけない。実は、多くの日本人ファンは彼女が“日本人選手”として東京オリンピックに出場してくれるものだと期待している。一説には彼女自身が日本選手団の「旗手をやりたい」と希望しているとまで報じている。実際に彼女がそういったかどうかは疑問だが、そうすれば確かに“世界的な注目”を浴びることは間違いがない。但し、その点はまだまだ流動的である。実は、彼女の国籍取得には“税金の話”が絡んでくる。日本とアメリカとでは“税金の比率”がまったく違うのだ。もし、日本国籍を取得することになった場合、何十億円もの税金を納めなければならなくなる。アメリカ合理主義的な考えの持ち主なら、アメリカに居住しているのにムダな税金まで納めて「日本」を選択するのは無意味なこととなる。逆に日本人的な血が濃くて“意気に感ずる”タイプなら、金額の問題ではないということになる。もちろん国家単位で考えた場合でも、日本にとって何十億という税金を支払ってくれる人物は貴重であり優遇しなければならない。もし彼女が望めば「旗手」となることを拒否することは出来ないだろう。確かに大坂なおみ選手は日本人なのだ。けれども、実際問題として「純粋な日本人」と言えるのかどうか微妙でもある。まず“外見的微妙さ”。オリンピックのような「国」同士の闘いで日本選手団の旗手を“国籍”を完全取得したばかりの人物が務めて良いのか、という問題。彼女の場合、日本語も正直“怪しい”。日本で育っていない。ところが彼女以外にも、今回の東京オリンピックでは“純日本人ではない”人達が多い。そういう人達が多数「日本人選手」として登場する。けれども、これは日本に限った問題でもない。近年、急速に各国で「ハーフ選手」「帰化選手」が増えており、国同士の競い合いという部分が微妙になっている。それなのに「国」同士の衝突は“激化”する一方で、オリンピックが掲げていた元々の精神は見事に失われつつある。
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