やがて、そういう時代がやってくるのかもしれない。「性別を変える」ということが、当たり前になる時代だ。なぜならアメリカには、既に“息子”から“娘”に変わった頃、ほぼ同時に“母親”から“父親”へと切り替えた親子がいるからである。「僕は女の子なんだ」と打ち明けられた母親は、何ら驚くことなくそれを受け入れ、それどころか息子に“ホルモン投与”まで勧めた。そして、その変化や効果を観察したうえで、自分自身も思い切って“オトコへの変身”を開始し始めた、ということのようだ。しかも、本来の父親や他の子供達もそれを受け入れ、それによって“家族愛が深まった”と感じているらしい。誰も“違和感”を訴えないのが素晴らしい。アメリカでは、そういう家族は他にもあって、一男一女で3歳違いの息子と娘が、共に性同一障害で家族で話し合い、“息子”は“娘”に、“娘”は“息子”に切り替えたらしい。こちらも、ほとんど同時期に“性別を変えだした”のが特徴だ。まあ、親からすれば息子と娘が“入れ替わった”という認識で問題はないのかもしれない。アメリカの風土が“性の切り替え”を容易くしている側面は見逃せないが、時代は明らかに“そういう方向”へと向かっている。日本人はどちらかというと、そういう方面に関しては保守的で、すんなりと受け入れる雰囲気はまだまだ少ない。その一つの理由として、形から“入っていく人”が少ないからだ。アメリカの場合、比較的容易にホルモン投与を行ってくれる。したがって、形からの“変身”を行いやすい。そうすることで抵抗なく“新たな性”を本人はもとより、周囲も徐々に受け入れてくれるのかもしれない。日本の場合、ホルモン投与に進むまでの段階が長く面倒である。専門的な医師も乏しく費用も掛かる。「そんな簡単に変えちゃダメ」という雰囲気が周囲にもある。働くところも、水商売以外は“難しい”のが現実のようだ。日本でも、普通に薬局で“性転換用ホルモン剤”が売られるようになれば「よーし、明日からは女で行こう」とか「明後日から男なんだ」とか言える時代が…本当に来るのか?
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む