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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「手相を書くブーム」だけは“来て欲しくない”


あれはもう20年くらいも前のことになるだろうか。一時期「手相を描く」というブームがあった。韓国で、それよりもっと直接的な“手相の整形”が流行ったが、それより少し前くらいの“一過性のブーム”だった。そういった関係の本も何冊か出た。掌に手相を描いて、その通りの人生になるなら、“ほんらいの手相”そのものなど不要ということになる。或る種の“オマジナイ的効果”を期待するのであれば良いが、本気で信じ込む人が続出し、その割には「上手くゆかない」と不平をいう人まで出て来る。そんなもの、最初から“上手くゆく”筈がないじゃないか。まあ、でも、私だって十代半ばの時、自分の掌にナイフで“線を描いた”のだ。人のことは言えない。その結果、どうなったのかというと、掌に“血の塊の盛り上がった黒い線”が出来たが、当然のことながら、それはやがてきれいに消えた。もちろん、良いことなど起こるはずもなく、その傷の痛みだけが数日続いた。まあ、そういうわけで、人は誰でも“愚か”なのだ。ココ・ソラーレの藤澤五月選手は、手の甲に文字を書いて試合に挑むことで知られる。能力開発の本などに書かれている“一種の暗示作戦”のようだ。自分自身に“思い込ませる”のはとても良いことだ。ただ、それと共に掌の方には“手相も書いていた”というのが話題となった。大昔のブームを覚えているお母様からの伝授であったようだ。一種の“ゲン担ぎ”だろう。アスリートや芸能人には、そういう“ゲン担ぎ”を好む人たちがいる。もっとも藤澤選手はその生年月日から言って、良い手相をしているはずだ、と私は思う。だから、ほんとうは影響力が強いので「それで勝った」と視聴者に思わせないでほしい。ところで、もう一つ、注目されていることに彼女たちの報奨金の問題がある。JOCからは「銀」に対して200万円が報奨金として与えられるが、カーリング選手の場合には、それ以外はない。これは仕方のないことで、日本スキー連盟へは交付金や教科補助金が2億9000万円、日本スケート連盟へは1億6000万円出ているのに対して、日本カーリング協会へは7000万円しか出ていない。だから遠征費用など考えると協会から選手達には出しようがないのだ。一部に、それを「不公平だ」という人たちがいるが、その通りではあるが、それを言い出したら、あらゆる分野で「不公平」は存在する。例えば私など、どんなに頑張って本を書き出したところで、大手出版社から出された本のように広告を打ってもらえるわけでもなく、書店の書棚に並べてもらえるわけでもなく「あまり売れない」のは当然なのである。世の中というのは、元々「不公平」に出来ているのだ。
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