13000人の出資者から総額460億円を“だまし取った容疑”で逮捕された「田中正人」こと「銅子正人」41歳。一応「テキシアジャパン」という投資コンサルティング会社の会長とされる人物である。だが、この人物、時には「スピリチュアル歌手」としてステージにも立つ。長崎では神社の「神主」もこなしていた。新興宗教の団体を「教祖」として運営していたこともある。元々のテキシアジャパンは、海外移住、海外就職、海外法人設立支援などを主業務としていた企業のようでもある。それが、いつの頃からか投資コンサルティング会社として、投資を目的とした“金融商品”の販売を主業務とする企業に変わった。それも実体のない投資案件を掲げて出資者を募集するという“荒っぽい手口”であった。それでも100万円の出資で月3%の配当を与えるという企画に高齢者たちは飛びつき、徐々に会員を増やしていった。お年寄りがお年寄りを誘って、会員を増やしたのだ。月3%の配当も魅力だが、本当の魅力は別なところにあった。会員になれば、会長自らが「歌手」としてステージに立つ“スピリチュアル歌謡ショー”へのご招待があるのだ。それ以外に海外旅行のオマケまでつく。さらにお年寄り達には、会長自らのポケットマネー1万円を“お車代”として手渡す。至れり尽くせりなのだ。ところが、元々実体のない“投資”なので、やがて“自転車操業”となる。大体、高配当をうたう“ねずみ講的事業”の行く末はいつも決まっている。実は、私はこの“妖しい人物”について、その生年月日から見てみたが、もし普通に事業を行っていたなら、おそらく順調に業績を伸ばしていたに違いない。それくらい“幸運な星の配置”を持って生まれている。けれども、彼はどこでどう間違ったのか「もっと大きく儲けたい」と思ったに違いない。だから、運命だけが人生を決めるのではないのだ。その人の性格が最終的には運命を動かす。この人物の場合には、自らの“野心”が運命を狂わせたのに違いない。地道に事業を続けていけば、徐々に収益を伸ばして行けたはずなのに、一獲千金を狙って、途中までものの見事にそれは成功したかに見えたが、お年寄りたちを不幸にした代償は大きく、彼には人生の後半部分を棒に振る“重い量刑”が待っている。
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歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む