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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「日本」がインフレに…「中国」がデフレに…


人間の運命でもそうだが、十年後、二十年後の状況を的確に読み取ることはなかなかに難しい。特に「国家の運命」は“誰に率いられるか”によっても、相当に違ったものになる。だから“5年後の状況”ならともかく“十年後”“二十年後”になってしまうと、予測するのが困難になる。ただ現在のデータから、或る程度までなら“大胆予測”は可能な時もある。その点で私が注目したのは、ここ1~2年の中国における都市部若者たちの失業率の変化だ。徐々に上昇してきて、今年5月にはついに20,8%という数字が出て来たのだ。厳密に言うと、年齢的には16歳~24歳の若者たちの失業率に限ってある。中国では年々「結婚」も“狭き門”となりつつあって、日本と異なり、結婚を望みながら結婚できない若者たちが急速に増えつつある。これに加えて、就職したくても就職できない若者たちが急速に増えつつある。こういう状況になっていくと、これまで売れて来た“高額の商品”が売れなくなる。アパレル系のビルは“ゼロコロナ政策”以降、若者たちの姿が消えて、既に“ゼロコロナ”は終了したのだが、客足はまったく戻っていない。ブランド品や高価格帯の商品を置く店ほど閑散としている。すでに撤退して空きビルとなったままのところも多い。そうすると当然のことながら消費者物価指数は低下していく。今年6月には「0.0%」まで低下した。同じ月、生産者物価指数は「‐5.4」まで低下した。この傾向が続いていくと、まちがいなく「デフレ状態」がやって来る。そう30年前の日本と同じような状況に陥る可能性が出て来たのだ。一方の日本は、ここにきて急速に日常のあらゆるものの“値上げ”ラッシュが続いていて、明らかにデフレとは逆の「インフレ状態」へと入りつつある。再び「円安方向」に戻って「日本株」が上昇していけば、まちがいなく本格的なインフレ化が定着して確実に進んでいく。これまで、どちらかといえば経済面では「日本」を完全に追い抜いていった「中国」だが、ここにきて急速に経済が進み過ぎた余波なのか、思わぬ状況から「デフレ化」へと進んでいきそうな“数字”が出揃い始めている。
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