昨日「日本株=日経平均」は一時1000円以上下落し、終値でも974円下落した。アメリカが大きく下げたからだが、そのアメリカよりもはるかに“大きな下落率”だった。しかも、一番の問題は「円高」に歯止めが掛からないことだ。米中の“貿易戦争”が現実化し、それが“日本株急落”と、ドル円相場の“円高”と、両方を加速させている。これで年始から日本株は4000円弱下落したことになり、ドル円も10円弱高騰したことになる。一番困るのは、この両方ともに“歯止めになるもの”が見当たらないことである。こうなることを恐れて、私は今年の1月28日、《「円高」放任すれば「日本株」は急落する》を書いた。本当は年初から感じていたのだが、何も生じていないのに書くのも変なので、我慢していたのだ。その時《…その場合、ドル円相場にも歯止めが掛からなくなる。一気に円高が進んでダブルパンチを食らう可能性があるのだ》と記した。ところが、この時点では、誰ひとり「円高」に着目している相場関係者はいなかった。多くの識者たちが「円高」に着目し出したのは、2月の“株価急落”以降なのである。もっとも株価が大きく下落し始めても、日本政府や日銀は何の手立ても用いなかった。アメリカのトランプ大統領が折に触れ“貿易赤字”を繰り返し、その都度、円高方向に動くのだが、日本は“口先介入”さえもまったくしなかった。ようやく日銀副総裁が“円高けん制発言”らしきものを行った時、一時的にちょっとだけ“円安”方向に傾いた。そこで3月6日、私は《「円高」を阻止する最後のチャンス》として、今こそ“円高阻止”へ向け、政府・日銀が一体となって動くべきであると述べた。ところが、なぜか、そのあと日銀は微妙に“発言を修正”したのだ。当然、歯止めがなくなった“ドル円相場”は、輸出企業の“マイナス圏”となる為替に躊躇なく動いて行った。そう言えば「嫌な予感ほど的中する」と前にも書いた。社会の動き、世の中の動きは、私ごときには止めようもない。個人であれば、少しは“予感”や“占い上のアドバイス”も役立つのかもしれないが…。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む