昨日、4日続伸の「日経平均」は292円高の28456円で引けた。このニュースは「緊急事態宣言」の府県が拡大する現状を伝える報道に隠れて、ほとんど取り上げられていない。それもそのはずで「どうってことのないニュース」だからだ。ところが、一見、どうってことのないニュースに思われるが、実はそうではない。この“株価”は、あくまでも「円」での価格なのだが、欧米人投資家の多くは“ドル換算”をする。そうすると世界各国の株価を“同一基準”で判断しやすいからだ。そうすると、どうなるのかというと、何んとかつてのバブル期1989年12月27日につけた「273.07ドル」を抜き「274.46ドル」となるのだ。もちろん、為替レートが当時と今とでは全く違うので、単純な比較はできないが、ただ“抜いた”ことだけは間違いがないのだ。そして、それは、私が昨年、いみじくも“冗談っぽく予言した”「ニューヨーク・ダウ」も「仮想通貨」も「日経平均」も、そのすべてが“最高値”を得ていくという“期待を込めた予告”を、或る意味で実現したことになる。もっとも、それはあくまでも「ドルベースの話」で、やはり「円」によって実現しなければ、ほんとうの実現とは言えない。ただ、3月までに「日経平均」が3万円にタッチすれば、或いは超接近すれば、その可能性は大いに出てくる。前にも述べたように、11月以降の「日本株」は“何かが変わった”のだ。それまで、ちょろちょろとしか動かなかった「日経平均」が“のびのび動く”ように変わったからだ。もちろん、それに比べて実体経済の方は、ますます悪くなっている。なにしろ感染に“歯止めが掛からない”のだから、どうしようもない。このままでは「明るい未来」が描けない。ところが「占い」でも、そうなのだが、一見、どうしようもないような“どん底”の中で、新たなる「運」が始動し始める。だから、ほとんどの人は、その“新たなる動き”に気付かない。「幸運」というのは「不運」の“どん底”にある時にスタートするものなのだ。だから、そういう意味では人はどんな時にも「希望」を失ってはならない。多くの人は「もうダメだ」と簡単にチャンスを投げ出してしまいがちなものだが、そういう中で“小さな幸せ”を見つける“研ぎ澄まされた感覚”こそが、幸運を引寄せる“第一の鍵”なのだ。
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