基幹産業が乏しい地方にとって、高校生などの卒業生が、地元に就職してくれるかどうかは“地域活性化”につながる重要な課題となっている。そこで青森市は、高校3年生を対象として「なるほど地元就職」という“青森”と“東京”それぞれ就職後のシミュレーションを比較したリーフレットを6000部作成し、就職説明会などで配った。そのこと自体は何の問題もない。問題はその中身で、シミュレーションによれば青森に就職組は、31歳・既婚で子供2人の世帯貯蓄が933万円となり、頭金なしでも2722万円のマイホームが購入できる、という“夢のような話”が掲載されている点だ。もちろん“地元に残ってもらいたい”のだから、多少、オーバーに記すのは仕方がないが、“あまりにも現実とかけ離れている”という地元民からの批判が寄せられているらしい。まあ、一般的に考えて“当然”の指摘だ。それよりも、私には“気になる点”がある。これは青森だけではないのだが、地方で“方言”や“アクセント”が標準語と大きく異なっている場合、その部分が東京での生活に“微妙な影”を生むケースがあることだ。また同じ地方でも地方都市ではなく、完全な“田舎”で育っている場合は“生活習慣の違い”も大きい。電車の乗り降り事態に“四苦八苦”するのが普通だ。さらに、北海道など“寒い地域”で育つと、東京の“暑さ”に辟易するケースもある。こういう“微妙な違い”が「東京」への同化を難しくする。決して“経済的な違い”だけではないのだ。私は大昔、2週間余だけ“東京暮らし”をして、その暑さと息苦しさに“逃げ出した”経験がある。最終的には“体質”や“性質”が「東京」に馴染めるかどうかなのだ。多くの場合、特に“田舎の地元”が馴染めなかった人は、東京と言わず“都会暮らし”の方が“肌に合う”ものである。個性が強すぎる人も“田舎暮らし”には向いていない。田舎は、その自然環境に“同化できなければ”良い暮らしができない。同じように東京でも、すんなりと“入っていく”ことができる人だけが、本当の「東京人」になれるのである。
熊本県天草市の本渡郵便局の配達員が、今年4月、配達すべき郵便物500個を“ごみ集積場”に破棄していて、それを集積場の近隣住民が気付き、郵便局に知らせて事件が発覚、問題の配達員が解雇 続きを読む
私などはどうしても昔の名前である「桂三枝」と言いたくなるのだが、もう6代目「桂文枝」を襲名して13年も経っている。それなのに、未だに「三枝」と言いたくなるのは、妙に、その名と本人の 続きを読む
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む