最近「日本株」の値動きが激しい。実際には「日本株」だけでなく、世界の株価の“値動き”が激しい。先週末には1200円も急落した「日経平均」は、月曜日には700円近くも急騰した。一体どっちなんだ、と言いたくなるような値動きなのだ。この激しい値動きは、去年の11月から続いていて、激しい上下動を繰り返しながら、文字通り“生き物”のように荒れ狂っている。前にも書いたが「日本株」は“世界の景気敏感株”という風に投資家たちから捉えられているので、激しい動きを繰り返すのは、それだけ“世界の投資家たち”が、経済の先行きに対して“右往左往”している証ともいえる。ただし、これは「世界経済」であって、日本の経済ではない。「日本株」なのだが、その動きをつかさどるのは日本の経済ではなく、世界経済の方なのだ。しかも、一年先、二年先の“世界経済”である。だから、よく識者と称されるような人が「日本の実体経済とは見合っていない」などというが、土台が“日本経済”の反映ではないし、ましてや“今”の反映でもない。だから「見合っていない」のは当然のことなのだ。ただ、私はいつも想うのだが、これほど「人間の運勢」に似ているものはない。各企業の株価の“動き”は、そのまま各個人の“運勢の動き”を連想させる。各企業だって、確かに“好調”や“不調”の波はあるけれども、“株価値動き”に示されるほどの極端な“仕事成果の上下動”はない。けれども投資家たちの“売り”“買い”は、結果的に個々の企業に対して日々“未来の数値”を定める。しかも、それらはちょっとしたことが元になって、大きく修正される。単なる“仕事の成果”だけで動いているのではない。同じようなことが、人間の「運勢」にも言えるのだ。われわれの「運勢」というのは、さまざまな要因が重なり合って構成されている。けっして、一つの「運」だけで動いているのではない。しかも、常に“修正”を加えながら動いていく。その“修正”というのは、本人による“修正”の場合もあれば、そうではなく“周りからの評価”とか、“予期せぬ出来事”とか、“時代的な変化”とか、“ちょっとした出逢い”とか、そういうもろもろのことを巻き込みながら“修正”していく。ここでの「運勢グラフ」も、未来という時空の中で“微妙に変化”し続けているのだ。
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