“産業ロボット”の分野では世界的に名前の知られている「安川電機」が、初めて通期の業績予想、及び配当について「未定」と発表した。産業用ロボットや工作機械という分野は、景気の先行きを占ううえでの“先行指標”になるとされる分野だ。つまり、この分野の企業群に勢いのあるとき、業績予想の上振れを示すようなときには、日本の先行きが明るい時だとされている。その「安川電機」が先行きについては「未定」を打ち出した。ロボットメーカーと言えども、先が読めない、というのだ。今期は営業利益が前期比で55%の落ち込みとなっている。まあ、半分以下に下がってしまったということだ。こういう時、企業は従業員の給与を半分に減らすだろうか。普通はしない。だから、政府からの給付金の対象にならない。ほとんどの“大手企業”はそうである。少なくとも日本の企業は、従業員の生活を守ろうとする。ただ“先行指標”となる企業が、今期の見通しを示せなかったことは重要だ。日本だけに限らないが、景気の先行きが読めないということだ。大体、日本の大手企業は海外を主戦場としているので、現状のような“闇に包まれた”状態では、先行きが読めるはずもない。そうすると日本のサラリーマンの多くは不安がる。けれども、世の中には“最初から不安な人達”というのもいる。正社員ではない人達、パート・アルバイトで働いている人たち、さらにはフリーランスで働いている人たち……そう私のような“不安定な職種”の人達だ。私のような職種の場合、大体が景気の良い時だって、見通しなど示せない。常に「一寸先は闇」なのだ。そうして、そういう働きかたになって、もう何十年になるだろう。どこからも「給与」などという“安定したもの”は入ってこない。見通しなど「ゼロ」に等しい。まあ、それでも何十年も過ごして来ているのだから、人間というのは「環境に慣れる」ということが重要である。慣れてしまえば、どうということはないのだ。というか、何とかはなっていくのだ。世の中には、何でも“見通しの立たない”ことには手出しをしない人がいる。やたら、不安がる人がいる。けれども、神様は良くしたもので、ちゃんと誰でもが生活していけるよう配慮している。あまり先のことばかり心配し過ぎて“計画通り”進めようとしすぎる人の方が、途中で破綻してしまう場合が多い。大体、人間の一生は、計画通りになど絶対に進まない。計画通りに進まないからこそ、人生は素晴らしいのだ。隅から隅まで“予定表通り”なら、これほど“つまらない人生”はない。
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む
きのう夕方、横浜に新しく出来た2万人収容できる大型ライブ会場で殺傷事件が起きた。ライブを視に来ていた40代女性が帰り際の通路付近で何者かに刺されたのだ。最初は気付かなかったというく 続きを読む
一時期、タレントの渡辺満里奈氏は“癒し系バラドル”のような存在で多くの男性たちから人気があった。それだけに“ネプチューン”の名倉潤氏との結婚は意外な組み合わせのような気がしたものだ 続きを読む
われわれはどうも誤解しているようだ。北朝鮮が“貧しく遅れた国”だという風に……。そう、誤解なのだ。もう北朝鮮は貧しくもないし、遅れてもいない。確かに、そういう部分も昔はあった。だが 続きを読む
東京港区に日本一の高さを誇るビルが24日に誕生するという。330メートルの高さに達する「麻布台ヒルズ」で、現在の日本一である大阪の「あべのハルカス」(300m)や神奈川の「横浜ラン 続きを読む