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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「死人に口あり」が“逮捕の決め手”となった⁉


昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなられた方の場合、死んだからと言って“口なし”と思うのは間違いなケースが多い。名古屋市中区のマンション1室のクローゼットから発見された男性死体は、その部屋に居住していた阿部光一氏(42歳)の姿であったことが明らかにされた。阿部氏本人の親族からの依頼で室内を開け、両手を縛られ、顔にビニール袋を被せられた状態でクローゼットの中から発見された。その後、この死体が死後1か月半以上経過していたことが公表された。ところが、彼のSNSアカウントではその死後にも発信が確認されていて、結果的に“それ”が容疑者逮捕のきっかけとなった。つまり容疑者は、その死後にも“生きているかの如く”発信し続けることで、現在も生きているよう“見せかけたかった”可能性が強いのだ。もし親族の誰かが、SNSからの発信内容になんとなくの不審を抱いて住居を訪れなければ、この事件はまだまだ容疑者逮捕にまで至らなかったかもしれない。要するに「死人に口あり」の状態を偽装したことで、かえって「その発言がいつもとは異なる」ということで身内の方に疑問を抱かれてしまった。少なくとも、SNSに手を加えなければ、被害者の遺体の発見も、その後の容疑者の逮捕も、もっと遅れていたに違いない。そういう意味では死者になりすましたことが容疑者特定の決め手となった。死者でなくても、大体が“なりすまし”は一度くらいならバレなくても、なんども行えば必ず“おかしな点”が出て来る。SNSの発信には、その人特有の癖のようなものが出る。だから、その人の発信をいつも見たり読んだりしている人の場合、その微妙な違いに必ず気付くものなのだ。捕まった容疑者は29歳の女性で、元々同じ職場で働いていたことのある人物らしい。これが、ただ単に“上司と部下”のような関係だったか“男女間の関係”であったかは微妙で、その部分で怨恨的要素の絡む事件なのか、単なる金銭的トラブルだったのか判明するような気がする。いずれにしても、現代は多くの人がSNSで発信していて、それが“生きていることの証し”となっている場合も多い。それだけに、殺してしまうと“自らが被害者”になりすまし発信して墓穴を掘るのだ。
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