親戚が集まった時、表立っては言えないけど、誰もが暗黙に頷き合うような“死”というのがある。この場合も、きっとそうだったに違いない。親戚たちは二度集まり、棺は二つ並べられていたからだ。そして誰もが神妙だった。こういう時、普通は一人くらい明るく振る舞う親戚がいるものだが、怖いのか誰もが無口だった。インドネシアのスラワエシ島トラジャでは、伝統的に葬儀場は高床式になっている。比較的大きく長めの棺は親戚の人達多数で担ぎ、街を練り歩きながら葬儀場まで運ばれていく。運ばれた長い棺は、高床式で華やかに飾られた葬儀室まで階段を上って安置される。ところが、この階段がなぜか途中で壊れたのだ。棺は宙に浮き、そして一人の人物を斜め上から直撃した。生前、その母親が誰よりも可愛がっていた息子目掛けてだった。辺りは騒然となった。その息子はすぐに病院へと救急搬送されたが息を引き取った。こうして、二つの棺が葬儀室に並べられる形となったのだ。今度は階段は崩れなかった。こういう時、物理的には階段が頑丈でなかったから壊れたとか、持ち上げ方に問題があったとか、理屈をつけるものだ。けれども、誰もがぽつりと「一番可愛がっていたからねえ」という。「あいつも誰より慕っていたからなあ」という。時々、理屈では割り切れない現象が起こる。多分、誰も“悪くない”のだ。夢の中で、すでに故人となっている人物が白装束や黒装束で現れ、本人に対して“行こう”と親し気に誘って来ても、決してその後をついて行ってはいけない、という。夢の中でついて行ったなら、必ず、現実の世界の中で「向こうの世界」に案内されてしまう出来事に遭遇するからだ。
日本人の感覚からすると、なかなか理解できないのが「停戦したけどしていない」という形でのイラン戦争の再開と、どちらも神に誓っての「引くに引けない戦争」という部分だ。だいたい、イランと 続きを読む
サッカーのワールドカップでは各国の「国」というものが、あらためて問われた。それを代表するのが、スペインの前首相が発した「フランスチームにはフランス人が一人もいない」という趣旨の発言 続きを読む
わたしは仕事柄「点」でその人を観ることはせず「線」でその人を観てしまう癖がついている。「点」とは“その時”一瞬の人物評価のことだ。「線」とは“何年”とか時に“何十年”とか、人生の一 続きを読む
芸人で今や漫画家でもある矢部太郎氏(49歳)が、将来のことを考え「老後に相応しい趣味を探している」という。正直、ちょっと驚いた。老後になど備えなくても、嫌でも向こうから“老後”はや 続きを読む
旧統一教会の総裁ハン・ハクチャ被告に対して、前大統領の妻に対して高級ブランド品など贈って見返りを求めた罪などにより、韓国の検察は被告に対して“懲役13年”を求刑した。旧統一教会とい 続きを読む
数年前から全国の自治体で、それぞれ独自に行われ始めた“結婚支援”や“出産・子育て”対策。もっとも有名なのは東京都の婚活アプリ「TOKYO縁結び」で、これまで36000人が申し込み、 続きを読む
このところ世界的に株価が不安定だ。これまでの上昇を打ち消すような急落が続いている。特に韓国株の急落が顕著で、それに引き摺られる形で、日本株もズルズルと下げていく。そういう展開が続い 続きを読む
最近は別に流行好きな人ではなくても、日常会話の中で「AI」という言葉が“ふつう”に飛び出すようになっている。数年前には考えられなかったことだ。こんなに急速に日本人の中であっという間 続きを読む
あれは何年前だっただろう。わたしがここに「日本のインフレ」の予感を書いたのは……もう5年くらい前だったか、もっと前だったか……とにかく、アメリカでインフレが顕著になってきたときに書 続きを読む
わたしは外出した時に、よく雑誌や週刊誌を買う。もう永年の癖というか習慣のようなもので、そういう形で未だに雑誌や週刊誌を購入してしまう。考えてみれば、いまは週刊誌よりもネット記事の方 続きを読む