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今日の迷言・余言・禁言

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「水道無料⁉」大丈夫か札幌市の“物価対策”⁉


どうも政治家の考えることは理解に苦しむことが多いのだが、7月14日札幌市の秋元市長は「物価高騰対策」として、札幌市の全世帯に対し、10月と11月の2か月間、水道基本料金の無料に踏み切ると宣言した。同時に18歳以下の子供たちに対して一人当たり1万円の“臨時特別給付金”を与えるのだと言う。私は一応、札幌市の住民の一人だが、これらの対策、何かがおかしい。まず、水道料金の“無料”だが、完全な無料化ではなくて、基本料金としての一律2904円を無料とするらしい。早い話、一世帯当たり10月と11月は「2904円を支給しますよ」ということなのだろう。ハッキリ言って水道代というのは、あまり“物価高”と連動していない。これが電気代、ガソリン代、灯油代、ガス代ということになれば、高くなっていくことが明らかで“物価高”とも連動しているので「物価高騰対策」と言われれば、それなりに納得するのだが、日本の水道料金は別世界なので、何かしら腑に落ちないのだ。しかも「今後半年間」とか言うなら解かるが、10月と11月という“中途半端な時期”だけなのだ。同じことは18歳以下の子供たちに与える一律1万円にも言えて、この時期に“子供達だけ”に「特別給付金」って、何かがヘンでは……。もし、子供だけに与えたいなら…なぜ子供だけなのか理解に苦しむが…年末に出して「お年玉」とすれば良い。それなら、子供達だけに「1万円を与える」のも何となく理解はできる。物価対策として子供たちに渡すのって、ヘンだと思わないのだろうか。せめて、大人たちに渡そうよ。もしかしたら、子度たちの人数なら渡せるが、大人たちの人数は多すぎて「1万円は出せない」ということなのだろうか。それなら少なくとも「臨時給付金」という名称だけでも排除した方が良い。飲食業とか観光業とか「給付金」を欲しがっている人達は山ほど居る。それら“働いている人達”に給付金を与えるなら良いが、働いていない子供たちに対して“物価高”を理由に“小遣い”を出すって、おかしいじゃないか。実質的には「親」に与えているつもりなのかもしれないが、それならば、今度はあまりにも「子供達」をバカにしている。子供の人格を“親の所有物”という観点からしか観ていないことになる。政治家さんたち、あまりにも無神経すぎないか。
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