詳しく見ていくと「暦」の中には毎日のように“いろいろな日”が存在している。その中には知っている日もあるが、知らない日もある。「求婚の日」というのが1月27日にあるということを知っている人はどのくらいいるのだろう。多分、ほとんどの人は知らないのではないだろうか。もし、あなたが知っていたなら「プロポーズの日」はどうだろう。こちらは6月の第一日曜日なのだ。両方とも知っている人は、稀ではないかと私は思う。というか、これって“同じ意味”のような気もするのだが、厳密には違いがあるのだろうか。とにかく私は両方とも知らなかった。宝石業界の頑張りが足りないのか。そこで、そもそもなぜ1月27日が「求婚の日」なのか。これはどうも日本固有の記念日らしく、伊勢新聞と三重日報とに1833年(明治16年)1月27日に初めて「花嫁募集」の広告が載った日に記念して設けられたらしい。因みに、この日の広告では「妻と離別し家事不行き届きにつき花嫁募集。どのような境遇でもOK。但し17歳~25歳までに限る」と、現代表記に置き換えるとそういう風な広告だった。この広告で気になるのは、相手の条件は記しているが、自分の身分等は明らかにしていない。まあ広告を載せられるくらいだから経済力はある人物だったのか。それとも中尾藤三郎という人物は、それなりの有名人だったのか。ともかく、彼のところにはちゃんと応募者があって、その中から19歳の女性が選ばれ見事結婚。そういうわけで、多少、身勝手な求婚でも“成功するかもしれない日”のようだ。一方、6月の第一日曜日「プロポーズの日」というのは、日本ブライダル協会が1994年に制定したもので、多分に「6月の花嫁」を意識しているような気がする。ウエディングドレスと言えばこの人というくらい有名な桂由美氏が中心に定めたものらしい。ところで昔は新聞広告を利用する「花嫁募集」は珍しいことではなく、世界的には1695年7月19日のイギリスの新聞で「東方30歳、3000ポンドの資産を有する、若き淑女を伴侶として求む」という広告が最初だそうだ。なぜか、どの広告も“年齢”が示唆されているのが“求婚条件”として重要なようである。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む