「暗中模索」という言葉があります。人間、誰でもいったん迷い始めるとさまざまな妄想にとりつかれ、日頃は頭脳優秀な人でも的確な判断力を失ってしまうものです。やみくもに手出しをして失敗するとか、余計な疑念を膨らませ尻込みするようなケースも出てきます。そうするとますます自信を失い、自分が“無力・無能な人間”に思えてくるものです。日頃、慎重で挫折経験の少ない人ほど、窮地にもろいものです。そういう時には「原点」に立ち返るのが一番です。上手くいっていた状態の時を冷静に思い起こすのです。そうして「今」とは“何の部分”が違っているのか、“元に戻せる部分”はどこなのか、“何を取り除けば”元に近づけるのか、冷静に“第三者的”にメモとして書き出してみることが大切です。書き出すことで頭の中が整理され、より“第三者的な視点”から、自分自身を見つめ直すことが可能だからです。大まかに見ると“何も違っていない”ように思えても、微細に観察すると“異なっている部分”が必ず出てきます。それが発見出来たら元に戻せばよいだけです。だからこそ冷静に、第三者的に、事細かく“見直す”必要性があるのです。もし、どうしてもわからない場合は、身近なところで“見て来た第三者”に訊いてみる、という方法もあります。最終的に、どれを選択するか、どういう形で選択するか、いつ選択するか、人生を変えるのは“勇気”と“根気”と“決断”です。何度でも「原点」に返って、新たな決断で突き進むこと、それが人生を“勝利に導く”秘訣なのです。
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
「北朝鮮」という国は、ほんとうに解からない。11月29日は北朝鮮で航空隊が創設された記念日「航空節」だが、それに合わせて金正恩氏と“その娘=ジュエ”氏とが空軍司令部を訪れたと報道さ 続きを読む
通常、政治家が“新党”を結成すれば、なんとなく一時的ではあっても“新鮮な雰囲気”が漂うものだ。ところが、今回の新党結成の記者会見は、そういう“新鮮さ”というものがまったく感じられな 続きを読む
単身者や核家族が多くなったことで、ペットを飼う人たちが増えている。犬や猫だけでなく、近年は“さまざまな生き物”をペットとしている例が多い。彼らのほとんどは、そのペットを「家族」とし 続きを読む
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む