二年前、埼玉で行方不明となった少女がJR中野駅の公衆電話から自宅に電話し、無事、保護された。見知らぬ男性に車で連れ去られ、監禁に近い状態で二年間を過ごしたらしい。多分、少女は性格的に“素直でおとなしい子”だったに違いない。二年が経って、男に“隙が生じた”のだ。勝手に行動したりはしないだろう、と勘違いしたのだ。つまり、それだけ、日頃の少女は“従順に振る舞っていた”に違いない。JR中野駅に「公衆電話」があって良かった。もし、公衆電話がなければ、連絡手段がなく、少女は監禁アパートに戻ったかもしれない。近年、公衆電話というものがほとんど見当たらなくなってしまったが、このようなケースも想定すると完全撤去は出来ないのだ。こういうことはあまり考えたくないのだが、私は“この少女”だけではなく、同じような状態で暮らしている少女が、実は全国で“何人か存在する”のではないか、という危惧を持っている。おとなしい少女が“生きる手段”として、相手の言うまま“ひっそりと暮らしている”可能性が捨てきれないのだ。多感な時期に“指示通り”の「置き手紙」を残して、こつ然と「消えた少女」は、彼女だけなのであろうか。まるで表面上「若いカップル」のように、ひっそり暮らし続けていたに違いない少女の「空白の過去」は永遠に戻らない。
ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
歴史というのは、時として“逆戻り現象”を生み出す。日本は昭和初期(1920年代後半)の頃、結婚の7割以上が“お見合い”によるものであった。それが徐々に“恋愛結婚”が増えていって19 続きを読む
昔から「死人に口なし」というが、わたしは前から疑っている。ほんとうは死人でも“口がある”場合があるような気がするからだ。特に、殺人事件とか予期せぬ事故に巻き込まれるとかして亡くなら 続きを読む
作家の伊集院静氏が亡くなった。わたしがこの人に注目したのは、彼がまだ作家デビューしたての頃、たまたまその履歴に作詞家としてのペンネームがあり、その名の方で想い出す作品があり「おもし 続きを読む
きのう夕方、横浜に新しく出来た2万人収容できる大型ライブ会場で殺傷事件が起きた。ライブを視に来ていた40代女性が帰り際の通路付近で何者かに刺されたのだ。最初は気付かなかったというく 続きを読む
一時期、タレントの渡辺満里奈氏は“癒し系バラドル”のような存在で多くの男性たちから人気があった。それだけに“ネプチューン”の名倉潤氏との結婚は意外な組み合わせのような気がしたものだ 続きを読む
われわれはどうも誤解しているようだ。北朝鮮が“貧しく遅れた国”だという風に……。そう、誤解なのだ。もう北朝鮮は貧しくもないし、遅れてもいない。確かに、そういう部分も昔はあった。だが 続きを読む
東京港区に日本一の高さを誇るビルが24日に誕生するという。330メートルの高さに達する「麻布台ヒルズ」で、現在の日本一である大阪の「あべのハルカス」(300m)や神奈川の「横浜ラン 続きを読む
ここ数か月、岸田政権に対する“支持率低下”が叫ばれて久しい。確かに徐々に徐々に低下し、今回の新聞調査では「21%」の支持に対し「70%」の不支持だそうである。ただ岸田政権の可哀想な 続きを読む