10代~20代にかけての“パスポート取得率”が右肩下がりらしい。20年前の半数近くまで落ちてきている。確かに、このところの世界情勢を見ていると、世界のあちこちで“血なまぐさい事件”や“激しい抗争”、それに“自然界の猛威”まで加わり、“安心して観光できる国”が極端に減ってきている。一言でいえば「物騒な国」が多すぎるのだ。フランスも、イギリスも、ベルギーも、トルコも、バングラディシュも、アメリカも、中国も、インドネシアも…これでは「海外に行ってみたい」と思うはずがない。海外留学も、親からすれば“安心して送り出せない状況”に変わってきつつある。それにしても、トルコのクーデターでは1500人以上が逮捕されたというから驚きである。通常、この手のクーデターは何十人とか何百人とか、せいぜいそのくらいの主要メンバーが秘かに準備、決行する。数が多すぎると“事前に漏れてしまう”可能性があるため、主要メンバー以外には伝えないのが普通なのだ。これだけの人数が加担していたということは、軍そのものに“不満が充満している”証拠といえるだろう。本当は、力で制圧すれば済む、という話ではない。イギリスのEU離脱にしてもそうだが、本当は違ったとか言っても、それだけ“不満が充満していた”結果の投票だったに違いない。フランスのテロにしても、国内における様々な矛盾に“不満が充満している”若者たちへの“受け皿が乏しい”ことを露呈している。アメリカにしてもそうだが、基本的に欧米人は“力で制圧する”ことで、犯罪や抗議を抑制しようとする。けれども、それだけでは根本的な問題は解決しない。特に、イスラム教などは「聖戦」を教え込まれているので、“死の抗議”を恐れない。その“思い”を子孫まで引き継ごうとする。昔、宗教は「世界平和」に貢献するものだと勘違いしていたが、むしろ真逆で「平和」を乱す一番の元凶になりつつある。
彼がTVに出始めた頃、わたしは彼の発言に対し「それはないだろう」と思うことが多かった。それに、どこか人間としての“冷たさ”を持っているようで、その部分も私には好きになれなかった。た 続きを読む
たまたま2人の人物の新刊書と、それにまつわる自伝的なインタビュー記事を目にした。その一人は元将棋棋士の桐谷広人氏であり、もう一人は元プロレスラーの赤井沙希氏である。元棋士7段であっ 続きを読む
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ときどき歴史上の人物が、歴史遺産的な事柄に対して貢献していた事実を知る。今回の貢献も、地味だが貴重な貢献と言える。ユネスコの「世界の記憶」国内候補として文部科学省が「三種の仏教聖典 続きを読む
人は最終的に“自分の居場所”を求めて生きて行く。どんなに恵まれた環境でも、そこに“自分が居ない”と思えば、その中で“倖せ”を実感することはできない。人は、本能的に“ここが自分の居場 続きを読む
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