本が売れない…と言われて久しいが、御年92歳にしてベストセラーを出し続けている女性作家がいる。佐藤愛子氏だ。特別宣伝費をかけて売り出されたベストセラーではない。『九十歳。何がめでたい』は20万部を超え、『人間の煩悩』も12万部を突破している。つまり、両方とも小説ではなく、本音をぶちまけたエッセー本だ。それらの本を週刊誌では老齢の著名人たちがこぞって絶賛し、愛読書としていることが述べられている。『人間の煩悩』というタイトルは一見難しそうな印象を与えるが、その中身は明快で「人間も死んだらゴミだ」とか「傷つかず、傷もつけない人生はつまらない」とか「愛される老人になんかなりたくない」とか「人を救えると思うのは傲慢である」とか…。まあ、言いたいことをずけずけ言っているに過ぎない。けれども、これだけの支持が集まるというのは、実際に共鳴し、納得しているご老人たちが山ほどいるということの裏返しでもある。私の記憶が正しければ、この人は直木賞作家だが、その受賞連絡の場には存在せず、それよりも恋人との“デートの約束”の方を優先していたというエピソードも持ち主である。これも大昔の記憶で、雑誌に掲載されていた彼女の手相は“二重頭脳線”と呼ばれる形状の典型で、つまりは二本の平行する頭脳線を持っている手相だが、良くも悪くも“二重人格”の持ち主である。よく手相の本には“二重頭脳線”をやたら持ち上げて解説している本があるが、とんでもない誤解で基本的に“うそを平気でつける人”の典型である。だから、役者とか作家のような“別人を演ずる職業”としてはうってつけなのだ。つまり、何を言いたいのかというと、この人のエッセー。実は100%思いのままを“ぶちまけている”かのように装いながら、案外、本音とは違っているのかもしれないという…その辺を差し引きながら読まないといけない“危険な本”なのかも(?)しれないのだ。
そういう話は前からあったが、今回、ネットやマスコミで取り上げられているkanoさんの場合は、かなり本格的というか、親も“公認した形”のようだから、そういう点では或る意味では“難関を 続きを読む
9月16日は歌手・安室奈美恵氏の“デビュー33周年”そして“引退7周年”双方の記念日らしい。つまり、彼女はデビューと引退とを同一日に行っていたのだ。そして、引退の直前、マスコミ各社 続きを読む
占い師・細木数子の半生が“ダークヒーローの形”でドラマ化されるということで話題となっている。彼女の“後継者”であり“娘”でもある細木かおり氏が、母親の半生が「地獄に堕ちるわよ」とい 続きを読む
国際刑事裁判所(ICC)は今月23日に予定していたフィリピンのドゥテルテ前大統領(80歳)に対する「人道に対する罪」に対する裁判手続きを、弁護側からの申し出を受けて延期した。弁護側 続きを読む
現在「世界陸上」が行われているが、日本人選手の「予選敗退」が目につく。男子100mでは日本勢期待の桐生選手やサニーブラウン選手がいずれも予選敗退した。女子も同様で、日本女子の100 続きを読む
人には「好き」「嫌い」があるから、そして「支持」や「反感」の気持ちもあるから、それを個人的にどうこう言ったり、思ったり、支障ない程度に反対行動するのはかまわない。けれども、その“度 続きを読む
前回の総裁選の時にも“似たような感じ”はあった。けれども前回の時には、まだ石破氏と小泉氏と茂木氏の三人が“一応の幸運期”ではあった。そして高市氏の運勢があまり良くなかったので「果た 続きを読む
世の中には「心配性の人」や「用心深い人」が居て、前もってそんなことまで心配しなくても……と思うようなことを、やたら“手回し良く”行ってしまうタイプの人がいる。たとえば死ぬ前から墓石 続きを読む
ときどき思うのだ。どこかの新興企業が、わたしと提携して「AI波木星龍」を作ってくれないかなあと……。ヘンな詐欺動画とかではなくって、まともな“ロボットとしての波木星龍”がいい。そう 続きを読む
「水を得た魚」という表現があるが、人にはときどき“そういう表現”がピッタリに思えるような生き方の人たちがいる。元衆議院議員の豊田真由子氏が参政党の“政調会長補佐”に就任した。この人 続きを読む