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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「男を惑わす女」の“生き方”「殺害」はしない‼


今日から「紀州のドンファン」と呼ばれた野﨑幸助氏(享年77)の“覚せい剤中毒死事件”で逮捕された須藤早貴の裁判が始まる。2021年4月に逮捕されてから3年以上経過して、やっと開始されることになる。検察側は最初から元妻である須藤早貴容疑者を「野﨑幸助氏を覚せい剤を使って殺害した」と断定して、見込み捜査を行い、須藤容疑者を逮捕した。或る意味で“それ以外の可能性”を最初から排除して、捜査していた。まるでドラマの中での刑事たちのようだ。ドラマならそれで良いが、ホンモノの事件で“それ”をやられたならたまったものではない。もっとも考えるべきは自宅で“妻と二人だけのとき”に亡くなっていることである。もし、妻が「夫を殺害しよう」と考えたなら、どうして自宅の中で、夫と二人だけの時間の時に“計画的な殺人をする”のだろう。おかしいと思わないのだろうか。確かに、容疑者は“勉強は嫌い”で“男を手玉に取る”のが好きだった…とはいえ、少なくとも、それほど浅はかではないし、お金に困っているわけでもなかった。なにしろ、毎月、黙っていても100万円渡されていたのだ。もちろん生活費などではなく「お小遣い」のような形のものだった。容疑者は普段は東京に住んでいて、ときどき、和歌山の自宅(野﨑氏宅)にやってきた。つまりは“通い妻”の形だった。ふたりで一緒に出掛けようと思えば、いつでも一緒に出掛けられる。通常、自宅で殺害するなら、自分が居ない時とするだろうし、一緒に居る時に殺害するなら、どこかへ旅行に行って……というのが常道だろう。防犯カメラ付きの自宅で、しかもお手伝いさんが外出中となれば、最初に疑われるのは妻である自分になる。そんなことはリスクを負ってまで“覚せい剤殺人”は魅力的だろうか。それを強引に飲ませるというほど、残酷な妻ではない。彼女は“優しい妻”ではなかったが、それは「同情結婚」だったからだ。野﨑氏は彼女に「妻になって欲しい」と懇願した。彼女は「おじいちゃんの願いを利いてあげよう」と思っただけなのだ。元々が、そういうふうにして生きて来ていた。彼女にとって「贅沢させてくれるお爺ちゃん」が夫でも問題はなかった。元々、そういう“生き方”であるから、わざわざ“殺す”理由がない。今後も、毎月、百万円もらって普段は東京でのんびり過ごし、ゆくゆくはドバイに行って「富豪を見つける」のが彼女の“生き方”だった。だから、そういう彼女には“すぐ疑われる”妻の立場で、二人きりの時に殺すなんて馬鹿げたことをするはずがないのだ。
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